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経営学部

藤岡章子ゼミ
マーケティングを通じて、産地と消費地をつなぎ、社会に変化をおこす。
自分で収穫した山椒を自分で調理し食べてみよう

2019.10.29自分で収穫した山椒を自分で調理し食べてみよう

経営学部 藤岡章子ゼミ

5月合宿から1週間後のゼミ課題は、収穫した山椒を使って各々自分で考えて山椒料理を作って持ってくることでした。ゼミではその報告と試食会を行いました。山椒と言えば佃煮ですが、そこは藤岡ゼミ生、王道佃煮ではなく学生ならではの意外な山椒料理が並びました。中には山椒の下処理(冷やす時間など)の時間によって山椒のピリピリとした辛さが変わることを比較したものを持ってきたゼミ生もいました。

山椒は佃煮に使われるのが一般的ですが、ゼミ生が作った料理では佃煮が少なく、様々な料理に使われていました。おかずでは佃煮の他に、ドレッシングやマヨネーズ、チャーハン、お好み焼き、天ぷら、ハンバーグ、ポテトサラダがありました。種類が多くあったのがデザートで、アイスクリームやホットケーキ、チーズケーキ、チョコレートケーキ、パウンドケーキ、クッキー、ジュースなどに組み合わせた意外な料理が並びました。特に山椒アイスはゼミ生の中で評価が高かったです。おかずは試食した結果、味が濃いものに合うと感じました。おかずでもデザートでも山椒の分量に苦戦した料理がいくつかありました。山椒が足りなくて料理に負けてしまっているものや、逆に山椒が料理に買ってしまい山椒の味が強すぎるものもありました。

実をそのまま入れたり、細かく砕いたり、絞り汁を入れる方法で山椒が加えられていました。実はアクセントとして目立つ使い方でしたが、絞り汁は良い風味が広がり、山椒が苦手な方でも食べやすい使い方であると感じました。

山椒を使って料理をする下処理として、収穫したものを茹でた後冷凍します。これは非常に手間がかかり、ぶどう山椒が家庭で使うことが大変と思われる理由だということを実感しました。その作業によって実の色も綺麗なまま長期保存できたので、収穫後早い内に下処理を行うことが大切だと知ることができました。

実食を通して、保存方法に加えて、佃煮に限らず意外な組み合わせでも山椒が合うことや山椒の分量の大切さが分かりました。この経験を活かして山椒の用途提案に向けて励んで行きたいと思います。

谷川 翠(長尾谷高校卒業)
井上 和音(奈良北高校卒業)