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法学部

畠山亮ゼミ
「外」に出て、多様な問題を発見し、解決する。
ジェンダープロジェクト

2016.11.25ジェンダープロジェクト

法学部 畠山亮ゼミ

1.活動目的

私たちは10月14日、2回生のゼミ生と共に「女性の社会進出」、「職場における女性の問題」についての勉強会を行いました。私たちのゼミは昨年の“You, Challenger”プロジェクトでも女性問題について取り組んでおり、プロジェクト担当の私たちも女性にかかわる問題について卒業論文の構想を立てています。また、私たち3回生は2年後に社会人として社会に出ていくということもあり、女性問題と仕事の問題の2つを組み合わせて勉強会を開き、この2つについてゼミ生で考えていくためにこのプロジェクトを企画しました。


2.活動の様子

勉強会では2回生に向けて女性の権利の歴史的変遷、その次に現代の職場における女性問題について報告を行いました。これらの報告を聴いてもらったうえで、2回生には「自分たちが思い浮かべる性差別は何か?」「職場における女性問題を解決するにはどうしたらよいと思うか?」などの質問を投げかけ、ゼミ内でディスカッションを行い考えてもらいました。ゼミで出た意見としては「最近は相席屋やレディースデイなど女性が優遇されすぎている。」男女の賃金格差について「バイトでは格差がないのに正社員になると格差が広がるのはおかしい」などの意見が出ました。意外にもゼミの女性達は日常において差別を感じたという経験は少なく、逆に優遇されていると感じている人が多かったです。
また、「(女性達は)管理職や出世には興味があるか?」という質問に対しては「興味があると答えた人」は一人もおらず「ある程度の収入があればいい」や「結婚して専業主婦になりたい」などの意見が多かったです。社会人として仕事をした経験がないために答えにくい人もいたようです。


3.先生からの講評

ゼミ生に考えてもらう質問事項を事前によく練らなかったために「同じような質問が重複していたこと」や、「相席屋やレディースデイに関しては企業の経営戦略という見方もできるため一概に女性差別とすることはできない」、「日常的な女性差別と労働に関しての女性差別は別問題であるため分けて考える必要がある」という講評をいただきました。


4.目標達成度

今回の目標はゼミ生に「職場における女性問題とはどのようなものか」を知ってもらうこと、「現在、自分たちが労働や女性差別についてどのように感じているか」を認識することでした。その点は概ね達成できたと感じています。ただ、自分たちはまだ社会人として働いた経験がなく、実際に社会に出て働いている人の気持ちを知ることができないので、そのギャップをどう埋めていくかが今後の課題となります。


5.今回の学びを通して

今回、女性の社会進出や職場における女性の問題を調べていく中で、自分たちがもうすぐ出ていく社会がどのような課題を抱えているのか、その課題を解決するにはどうすればいいかを考えることは大きな意義のあることだと感じました。今後は労働問題に詳しい先生をお呼びして勉強会をしていただこうと考えているので、今回感じたことを踏まえてより良い勉強会にしていきたいです。


岡島 勤武(大阪府立狭山高等学校卒業)
岩脇 可廉(静岡県立浜松北高等学校)