2017.02.10呉訪問プロジェクト ~市民生活と戦争について~
法学部 畠山亮ゼミ
1.目的
私たちは、ゼミでの活動以外にも外に出て何かできないかと思っていました。そこで、広島県呉市において市民生活と戦争がどういう関りをもっていたのか、またどういう歴史があったのかを調べたいと考えました。実際に呉市海事歴史科学館に行き、学芸員の方にお話しを聞く機会をいただき、展示物も見学させてもらうことができました。
2.活動内容
実際に10月22日(土)に呉市海事歴史科学館に訪問を行い、学芸員の方に1時間ほどお時間を頂戴し、自分たちが用意した質問を行いました。例えば、呉には海軍基地があったのですが住人の方がどれだけ関連業務に従事していたかなどについての質問です。
呉の海軍関連施設で働いた方の話が掲載された史料、呉の戦前当時の工業の資料も見せていただくことができ、その後は実際に展示物を見学しました。
3.大変だったこと、良かったこと
良かったこととしては、学芸員の方にお話しを伺う際に、お話だけでなくいくつかの史料を見せていただけたことです。普段の生活ではなかなか見ることのできない史料がほとんどで、中には、戦艦大和の主砲の取り扱いに関する書類もあり、訪問してよかったと言えるものになりました。
大変だったことは訪問した内容を報告としてどう伝えていくかです。私たちが今回の訪問で学んだことや考えたことにかけた時間は多大なものでした。しかし、それをどう限られた時間内で、みんなに伝えていくかという点は苦労しました。
4.講評
実際の訪問の際に、学芸員の方からは順番として展示物を先に見て、基礎知識を付けてからのほうがよりスムーズに話をすることができて私たちのためになるというご意見をいただきました。
報告についても、曖昧な部分が多いことや、呉にまで行ったので得られたものは明確に示してほしいとの講評をいただきました。
5.達成度
史料や展示物から、呉は海軍軍楽隊の影響で吹奏楽が発展していたなど、産業面だけでなく文化面での関りも大きかったのだと学びました。ただ現在の街などは詳しく見ることが出来ず、海軍の基地発展に伴うマイナス面なども調べきれなかったので、完全に調査が達成できなかったという点はあります。しかし、実際に現地に赴き、学芸員の方から、史料を拝見させてもらったことは大きな意味がありました。
6.今後への展開
今回、訪問の準備、後日得られた伝えることの難しさの経験などは、今後のプロジェクトや私たちにとって役立つものとしていきたいと考えています。
倉山 祐典(東海大学付属仰星高校卒業)
海東 大力(比叡山高校卒業)