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短期大学部

阪口春彦ゼミ
世界を変えられる自分に変わる。
アメリカのソーシャルワークについての講演会

2019.10.29アメリカのソーシャルワークについての講演会

短期大学部 阪口春彦ゼミ

アメリカのソーシャルワークについての講演会が夏季休業前に開かれました。

お話してくださったのは、実際にアメリカでソーシャルワークの研究をされている菅野花恵先生(バルドスタ州立大学大学院准教授)です。

日本の社会福祉士の資格取得条件とは大きく異なり、アメリカでは実習の量がとても多く必要であることが分かりました。アメリカでは実践経験をかなり重視しているようで、LMSW(州のソーシャルワーカーになるための資格)を取得後、2-3年間スーパーバイザーの指導下で実践経験を積みます。その上でLCSW(LMSWよりも更に高度な技術・組織的地位を持つ臨床ソーシャルワーカー)の試験に合格する必要があるのです。国が違えば資格を取得する為の過程も違うのだと実感しました。

さらに、アメリカの現状や環境に沿った福祉の在り方が見られました。軍人たちを助けるソーシャルワークがあることが、日本では見られない福祉だと思いました。また、アメリカは様々な国籍の方が共生している国でもあるので、Diversity Education(多文化共生教育)というものにも力を入れているそうです。

今回の講演会で、外国の福祉の在り方を身近に感じることができました。普段の授業では日本の福祉体制を学んでいるので、外国の福祉の現状に目を向けるきっかけとなる良い経験になりました。国が違えば福祉の在り方も違うと思うので、アメリカだけでなく他の国にも興味を持つことができました。

この講演会で学んだことを様々な場面に繋げていきたいと思っています。

門井 妃菜(大阪府立長尾高校卒業)