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2019年11月14日、龍谷大学大宮キャンパス 東黌にて「龍谷大学臨床心理学会 第9回学術講演会」が開催され、学生や研究者を中心に約100名が参加しました。
今回は「刑事司法における臨床心理の可能性」をテーマに、石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)が登壇し、参加した学生や研究者に向けて講義しました。
【>>EVENT概要】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-4362.html


石塚教授をはじめ刑法学者の多くが、「人間は、自由な意思決定の下に行為を選択し、それに従って行動し、意図した結果を生じさせる。これは、心理学の実証では否定することのできない真実である」と語ってきました。しかし、最近「人間は、反射的に行動し、その行動に理由を後付けして、次の行動を追構成している」という報告がなされ、自由意志をめぐる議論が活性化しています。はたして、現実に起きているすべての犯罪現象について、自由意志を前提に刑法理論を維持できるのでしょうか。また、犯罪現象を分析、考察する上で心理学に期待されていることは何でしょうか。

はじめに、事実と規範の設定に基づき、心理学と刑法学の異なる点の説明がありました。心理学では事実を見る際、規範に基づく判断は障害になり得ます。経験的事実としての意識現象と行動から、人が何に困っているのかを正確に観察することが出発点となります。しかし、刑法学ではありのままの事実を見ません。すべての客観的事実は故意によるものと推定し、規範に事実が当てはまるかどうかを見ます。石塚教授は2つの学問のパラダイムについて、「経験論的な『事実』を重視する心理学と、法律という規範に則り犯罪が発生する要件を構成する『思考』の過程を重視する刑法学、この2つの世界をどう繋げるかが重要だ」と述べました。


石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)

石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)


つぎに、認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy:CBT)について説明がありました。認知行動療法は、不適切行動の原因や思考や論理の誤りに修正を加えることによって行動を変容させることを目的としています。石塚教授は「人間は認知によって行動が支配されているので、感情から認知へのプロセスに何らかの修正を加えるか、認知したときに出る行動に修正を加えるかで、問題行動を変えることができる」と説明し、日本で主に使われている認知行動療法的なプログラムを3つ(SMARPP*1・マトリックス・モデル*2・条件反射制御法*3)を紹介しました。

さいごに、刑事司法の流れを説明した後、石塚教授は「臨床心理学者や心理臨床家は、警察の捜査段階から関わるべきだと考えています。例えば薬物事件の場合、拘留後に一定時間が経過すると、最初に出ていた症状が消えてしまう。被疑者が薬物依存かどうかの判定は、初期にどのような症状があったのかが重要になってくる」と主張。つづけて「最近では、高齢者・知的障害者・少年にはダイバージョン*4が見られ、医療や福祉に繋げるという入口支援*5があります。しかし、健常者には何の支援もないので、今後そこに心理学関係者が介入していく必要性があるのではないか。責任能力の鑑定は精神科の先生に、責任能力に従い行為したときの判断能力を精神科の先生と心理の専門家に見てもらい、問題点を明確にする。そして刑事司法慣れしている情状証人の方に、どのような量刑が必要か、社会復帰にどのようなサポートがあるかを提案していただきたい。その結果、状況によっては刑務所に入れず、一定の条件を付けて社会へ復帰するというルートができるのではないか」と刑事司法プロセスにおける心理学の可能性や期待について言及し、講演を終えました。


今回の学術講演会は、物を見る時のパラダイムが違う心理学と刑法学が、どのようにして認識の共有化をするのかという新たな課題を発見できた良い機会となりました。

───────────────
【補注】

*1 SMARPP(Serigaya Methamphetamine Relapse Prevention Program)
せりがや覚せい剤依存再発防止プログラム(SMARPP)とは、神奈川県立精神医療センターのせりがや病院にて松本俊彦医師が中心となって開発された、精神刺激薬である覚醒剤への薬物依存症を主な対象とし、認知行動療法の志向をもつ外来の治療プログラムのこと。8週間全21回という短期集中セッションの形式で開始されたが、現在は週1回24週のプログラムとして実施されている。

*2 マトリックス・モデル(Matrix Model)
ロサンゼルスのマトリックス研究所が開発した、精神刺激薬への依存症を中心とした外来治療プログラム。支持的・受容的であることが特徴であり、認知行動療法との親和性も高い。治療者と患者の信頼関係が重視される。

*3 条件反射制御法(CRCT:Conditioned Reflex Control Technique)
下総精神医療センター・精神科医の平井慎二氏によって開発された依存症治療法。体験によって学習される第一信号系条件反射を弱体化させる治療プログラム。治療は「キーワード・アクションの決定」「疑似摂取(快楽の失敗)」「想像刺激作業」「維持」の4つのステップから成り立っている。

*4 ダイバージョン(diversion)
犯罪事件について通常の司法手続を回避し、他の非刑罰的処理方法を採用すること。1960年代後半からのアメリカにおいて犯罪の増加に基づく刑事司法機関の負担を軽減するため、軽微な事件や交通事件,青少年犯罪などについて試みられた方法。

*5 入口支援
罪に問われた高齢者や知的障害者が、取調べの段階で、福祉の支援を必要としている場合、社会福祉に繋げ、不起訴等の処分にすること。


犯罪学研究センター(CrimRC)の研究活動に携わる研究者について、気軽に知っていただくコーナー「犯罪学CaféTalk」。研究の世界に馴染みのない方も、これから研究者を目指す学生の皆さんにも、是非読んでほしい内容です。
今回は、中根 真教授(本学短期大学部・こども教育学科教授/犯罪学研究センター保育と非行予防」ユニット長)に尋ねました。
───────────────────────────

Q1. 中根先生の学生時代について教えてください。


「高校時代は障がい者の作業所でのボランティア活動の影響もあって、障がい児教育(現在の特別支援教育)に興味があり、教育学部への進学を希望していました。具体的には、障がいのある子どもの教育支援を学びたかったんです。しかし、志望した国立大学にはことごとく落ちました…。結果的に、龍谷大学社会学部社会福祉学科に一期生として入学しました。しかし、大学の講義を受けているうちに、先生方の話は学問的には正しいんだろうけれど、私には無味乾燥で、つまらないように感じ始めました」

「その理由は、大学入学とほぼ同時に始めたの養護老人ホーム・特別養護老人ホームでの当直員の住み込みアルバイトに関係します。業務内容は、夕方からシフトに入って面会者の対応、夜間の電話の応対や戸締りの管理を基本にしながら、時には高齢者の救急搬送の随行、霊安室での夜伽(よとぎ、ご遺体に夜通し寄り添うこと)などです。何もなければ、仮眠をとれましたが、翌朝の朝食の配膳補助、食器洗浄です。そのアルバイトを大学4年間、修士課程の3年間、計7年間やりました。そこで、高齢者や職員の方々とたくさん関わりをもったわけですが、利用者のさまざまな生き様、生老病死にまつわる悩みや悲哀、また介護職員の喜怒哀楽を垣間見ることになりました。今思えば、先生方の講義がつまらない、無味乾燥だと感じたのは、アルバイトとはいえ、福祉現場で生きた人間ドラマを日常的に見聞きしていたからでしょうね。講義にはリアルさが感じられなかった気がします。」
「アルバイトの他にもボランティア活動など、自分が面白いと思ったことには何でも挑戦しました。学部2年生の時、学生主体で講演会を企画したんです。先生の力を借りず学生だけで運営しました。その時に瀬田キャンパスにお招きしたのが、現在国会で活躍されている山井和則衆議院議員です(当時は京都ボランティア協会職員)。その後、彼から、『中根君、福祉を本気で学ぶなら北欧を一度見るべきだ。スウェーデンに来ない?』と誘っていただき、二つ返事でルンド大学に留学中の山井ご夫妻のお宅に転がり込みました。学部3年生の春休みのことです。40日間、スウェーデンとデンマークに滞在し、小学校の参観・交流やサービスハウスでのヘルパー実習、ルンド大学やベクショー大学の訪問など体験しました。若き日の山井ご夫妻と、日本の福祉と政治の行く末について、未熟な議論の相手をしていただいたのも良い思い出です。
また、旅行会社の依頼で、重度身体障がい者の海外旅行の添乗ボランティアもしました。まだリフト付きバスがない時代、バスの乗降支援などをする代わりに、参加費も無料だったので、ハワイやオーストラリアを旅しました。旅行で知り合った身体障がい者の方と親しくなり、自宅で高齢の母と暮らす生活の実態を知ることにもなりました。こうして振り返ると、私の学生生活の学びの多くは教室の外ばかりでしたね」


Q2. 研究をするうえで、学生時代の経験が役に立っていると思うときはありますか?
「社会科学や人文科学における質的な調査、例えば、インタビュー調査ではその人にしか語れない経験や体験に注目します。人それぞれ人生のリュックサックを背負っているんです。そのリュックサックの中には楽しいことも悲しいことも苦しいこともある。ですから、年齢や性別、学歴など関係なく色んな方の人生のリュックサックを見せていだくことが不可欠です。幸いにも、学生時代に色んな人に出会った経験を活かしながら、コミュニケーションを円滑に進める勘が働いているかもしれません。だからでしょうか、飲み屋のカウンターで一人で飲んでいる時も、隣のお客さんからよく声をかけられます。相手の話を聴きながら、手抜き料理や自分の子育ての話などをしています(笑)『ホンマに、大学の先生ですか?』って言われることも(笑)自分自身がふつうの生活をすること、料理をしたり、子育てで悪戦苦闘したり、そんな当たり前のことが、一般の方と同じ目線で話すポイントです。研究者の話は浮世離れしていて難しい、固いという一般のイメージをぶち壊すこと、学生時代の経験が、多様な価値観を受け入れることに繋がっているように思います」


Q3. 自身の学生時代の経験を踏まえたうえで、講義を行うとき、意識していることは何ですか?

「レジュメに書いてあるものをただ読みあげるとか、著書を教科書として買わせて読ませることはしません。私はこども教育学科の教員だから、学生に『あなたたちも、いずれ子どもたちの前に立つでしょ?目の前の子どもたちの顔や表情を見なさい』と指導しています。先ほど終えた講義も135人もの受講生がいて教室がいっぱいです。3講時なので、眠たくて寝ている学生もいます(笑)だけど、せめて起きている学生の目を見て、反応を確かめながら授業をするようにしています」


「あと心がけているのは、先生って、たくさん知っているからいっぱい教えようとしてしまう。教えたがる病を自覚すること。大学は義務教育ではないので、教え過ぎるのはまずいなと思っているんです。そこで、今は良いところで寸止めする。『ここから先は自分で調べてみよう!』と投げかけます。『それからどうなるんですか?』と学生に問われても、『それは自分で考えよう』という流れを大事にしています。そうしないと、自分で学ぼうとしなくなります。社会人になると日々自分の職場で求められている課題を解決しないといけません。何でも最初から教えてくれる人はいないんです。だから、『このテーマはこういうことだけど、実はここから先は分かっていない。誰か調べてみたい人はいますか?』と投げかけたり、『図書館でこういう本を検索して、読んでくださいね』と促したりします。このようにして、成功しているかどうかは別として、学生の『知りたい』『なんで?』など知的好奇心に火をつけようと心がけています。もちろん、自分が読んで心を揺さぶられた本はマンガも含めて、できるだけ学生に紹介しています」
「身近な題材を取り入れた授業をすることも意識しています。映画やドラマ、マンガ、絵本を教材にすることもあります。例えば、読売新聞の『人生案内』というコーナーを取りあげ、投稿者に対して、『あなたはどんなお返事を書きますか?5分以内で書いてください』と指示し、プチ・アクティブラーニングを試みることもあります」


Q4. 犯罪学研究センターでは、ユニット長として、保育と非行の関係について研究されています。幼少期の保育の在り方が、将来の非行・犯罪の予防になると考えられていますが、中根先生が考える理想の「保育」を教えてください。
「我が家の子育てが理想かどうかわかりませんが、1つの具体例ですね。子どもが3人いますが、妻と常々言っているのは、子どもに多くを求め過ぎないこと。やはり少子化に伴って、親が数少ない子どもに目をかけ、過剰な期待を押し付けてしまいがちです。それが、知らず知らずのうちに子どもへプレッシャーをかけていると思うんです。だから、わが家ではシンプルかつベーシックに、よく食べて、よく寝る。そして、たっぷり遊ぶ。こうして元気に毎日過ごすのが子どもの基本だと思うんです。私もそんな子どもでしたし。『今日は友達の誰々ちゃんと遊んだよ、先生とこんなお話をしたよ』といった会話から、子どもがこの世に生まれてきて楽しいと実感している、ワクワク感・ドキドキ感に溢れているのが理想でしょうね」
「また、子どもがやりたい!ということは、親はやらせてあげたら良いと思いますが、『転ばぬ先の杖』のように親の考えで『前もってこういうことをやっておいたら良い』と、親のやらせたいことを優先させる、先回りの育児は、その子にとって幸せかどうかは分かりません。我が家では、『何か始めたくなったら言って』と子どもに伝え、子どもの内面で機が熟するのをひたすら待ちます。例えば、長女は沖縄の離島の県立高校に留学中です。自然豊かな島で農業を学び、自給自足できる人間になりたいと家を出ました。残された弟2人には刺激の強い姉ですが、帰省した時には互いに学び合っているようです。子ども時代は誰もが一度きりです。一度きりだからこそ、たっぷり遊ぶ。これこそ、創造性の源泉ですから。子どもが『こんなことして楽しかった!』と思える体験を親は静かにみまもり、支えたいと思います。平成生まれの子どもに、昭和の子育てをしているなぁとも思いますが…」


Q5. 最後に、中根先生にとって「研究」とは?



「『雑務への怒りと反動』です…(笑)故・渡辺和子先生の名言に「この世に『雑用』という用はありません。私たちが用を雑にした時に、雑用となるだけです」があります。この名言にならえば、雑務という業務はないことになるのですが…まだ修行が足りませんね。現在、私は短期大学部長を務めていますが、学部長は何でも屋と言いましょうか、『雑務長』なんて言う人もいるくらいです。講義も担当しますし、短大ですので、保育所や福祉施設、幼稚園など実習先の巡回訪問も年間20回以上しています。加えて、学部の代表者として多くの会議に出席しなければなりません。だから、会議で拘束されている時間が非常に長い。『図書館に行って、あれを調べたい、この資料をコピーして早く見たい』という願望がありながら、目の前に図書館があるのに行けない、お預けの状態。どうしても、図書館を外から眺めるだけの日が多くなります。そういう役割なのだと割り切っていますが、それでも徐々に気持が消耗して疲れてきます…」
「だから、その我慢というか、抑圧されている間に研究したいことや知りたいことがドンドン溜まってくる。そして、その反動としての研究になっています、恥ずかしながら。『目の前の雑務が終われば研究ができるかも!』と思うと、自然と目が輝き力が湧いてきます。実際、雑務は終わらないですが(笑)同僚の先生からは、『中根先生は抑圧されるほど、良い研究アイデアが溢れ出てきますね』と言われることも(笑)そう考えると、良い意味で日常の雑務の忙しさが、私の研究意欲を搔き立てているのでしょうね。時間がない、限られているからこそ、逆に研究を何とか進めようとして、結果的に進む、成果も出るという逆説(パラドックス)を日々感じています。」

中根 真(なかねまこと)
本学短期大学部・こども教育学科教授/犯罪学研究センター保育と非行予防」ユニット長
<プロフィール>
研究分野は社会福祉学、保育学。上記ユニット研究の主な研究成果として次の学術論文がある。中根真(2019)「保育児名義貯金という家庭支援」日本保育学会『保育学研究』57(1)、中根真(2019)「小河滋次郎と『児童保護本位』の保育事業」日本生命済生会『地域福祉研究』公7(通算47)。


 11月7日、龍谷大学大宮学舎清和館3階ホールにて実践真宗学研究科実習報告会が開催されました。実習報告会とは、実践真宗学研究科の3年次生がそれぞれの研究の過程で行なった実習や調査の結果をまとめ、研究科の内外へ報告をする場です。
例年、各ゼミから代表で1名がスライドショーソフト等を用いながら報告しています。今年は宗教実践分野の2ゼミ、社会実践分野の2ゼミの計4人がそれぞれの実習について報告しました。
 報告者と研究テーマは以下の通りです。また、2年後に発表することとなる1回生による報告レビューも併せてご参照ください。

藤山厚慈(ふじやま こうじ 葛野ゼミ)    
「アメリカにおける真宗伝道の研究―meditationを手掛かりとして―」
最初の発表者である藤山さんは、現在の海外開教の現状を実際に現地で視察し、それぞれの寺院で行われている活動や実際の様子を発表してくださいました。藤山さんは北米開教における真宗伝道の変容について研究を進められており、今回は特にアメリカ仏教の特色であるメディテーション活動を多数の寺院で視察されたそうです。
今回の発表の中で一番印象的だったのが、北米開教区の開教使(僧侶)に聞き取り調査をし、その中でメディテーションに対する意識調査が行われたことです。メディテーションに対して好意的な印象を持つ開教使は8割を超えたにもかかわらず、実際に寺院活動として行なっている寺院は全体の半数にも満たないという結果であると報告してくださいました。やはり専門家ではないことや、メディテーションを行うことで教義への誤解を与えてしまう危惧が実施されない要因となっているようです。しかし、その反面、メディテーションに対する需要があるのも事実で、課題は諸々あるようです。同じ海外伝道を志すものとして大変興味深く発表を聞かせて頂きました。
【1回生 安武】
写真1

岡至(おか いたる 中村ゼミ)
「寺院と動物の保護を調べる −アニマルシェルターへの訪問―」
岡さんは、動物保護施設(アニマルシェルター)が寺院との関係を構築することで何か問題解決できないかということを目的に、実習に行かれました。
まず、アニマルシェルターとはアメリカを発祥とし、迷子や飼育放棄などにより行き場を失った動物や、不適切な飼育環境から保護が必要となった動物たちを収容し、保護と人道的な処置を行う動物保護施設ということだと述べられていました。
そして、日本でもそのような取り組みがあり、寺院が地域の中での繋がりの一つとなる可能性を感じたそうです。寺院とアニマルシェルターの人の間の情報の行き来が円滑にでき、さらに保護活動の存在を多くの人に認知してもらい、動物についての相談も受け付けることが出来るようになれば良いのではないかと実習を通して考えられました。いのちを大切に守っていくことのできる環境の構築は、寺院とシェルターの両方の目的です。寺院でも動物たちのより良い生き方の一助となることが出来るということをまとめとし、報告されていました。
【1回生 三神】
写真2

山田 正業(やまだ しょうごう 鍋島ゼミ)
「医療者が捉える宗教者の役割 ―緩和ケア領域の視点から―」
山田さんの発表では、①緩和ケアの現場において医療者と宗教者が協同していけるのか、②宗教者にはどのような役割が期待されるのか、について報告されていました。この研究では、緩和ケアに携わる医療者にアンケートやインタビュー調査を兼ねて実施、量的かつ質的なアプローチをしています。
医師からは「傾聴やカンファレンスでの情報共有や価値観の提供して欲しい」また「患者さんやその家族の凝り固まった固まった価値観を変えてもらいたい」など。
看護師からは「病院でカフェ等、患者さんや医療スタッフが気持ちを話せる場を、もっと提供してほしい」ということが求められているとわかったということです。現場において、宗教者を求めている医療者は多いということが良くわかりました。今後の研究が楽しみです。
【1回生 柳田】
写真3

宇野 淳成(うの じゅんじょう 貴島ゼミ)
「真宗における寺院活動の課題と展望―寺カフェにおける寺院活性化の考察―」
個人的にカフェがとても好きなので、興味をそそられる実習報告の内容でした。私自身、「寺カフェ」というものを見たことが無かったので、動画で紹介してくださったのは、イメージの湧く良い手法でした。聞き取り調査の結果では、比較ができるように都心にある寺カフェと過疎地にある寺カフェという2つを取り上げていた点が印象的でした。ただ、浄土真宗本願寺派の「寺カフェ」の数が少ないという点で比較が難しいことや、「寺カフェ」と仏縁の関連性に関する考察、また地域の人々(檀家さん)の声など、自分が実習に行くときの課題などを多く学ばさせていただきました。
【1回生 佐々木】
写真4

 全員の発表後にゼミ担当教員の貴島先生、中村先生から丁寧な総評と一人ひとりに向けてのコメントがなされました。発表者にとっては、これまでの実習に対する手応えや修士論文の執筆に向けての課題を得られ、また参加者は実践真宗学における課題を見いだせる、大変有意義な場となりました。
写真5、6


写真1 藤山厚慈(ふじやま こうじ 葛野ゼミ)


写真2 岡至(おか いたる 中村ゼミ)


写真3 山田 正業(やまだ しょうごう 鍋島ゼミ)


写真4 宇野 淳成(うの じゅんじょう 貴島ゼミ)


写真5 貴島信行教授


写真6 中村陽子教授


 11月1日(金)~2日(土)に立木神社で開催された草津街あかりイベントのひとつ「あかりART展」に、情報メディア学科の学生団体『S-Project』(※)が、芸術センス溢れる空間 「想像と現実の縁(えにし)」を演出し、「あかりART展」審査会の審査により演出内容が優秀作品賞に選ばれました。
 「草津街あかり」は、彩り豊かなオリジナルのあかりが草津駅周辺の旧街道や寺社、公園などを美しく照らす、毎年恒例のイベントです。「あかりART展」は、そのイベントのひとつで今年度のキーワード「灯り」をテーマとした演出が行われ、本学のほかに京都工芸繊維大学、大阪工業大学の学生団体が参加し、「街の魅力と灯りがどうコラボレーションしているか?」という視点で、複数の寺社に様々な空間が創造されました。
 
 S-Projectの空間演出では、MR(Mixed Reality「複合現実」)や様々なセンサーが用いられ、立木神社内に幻想的な世界観が繰り広げられました。これらは2020年4月開設の先端理工学部で展開する学修プログラム「リアル&バーチャルメディア」での取り組みを先行実施したもので、地域の方々に楽しんでいただけるようなシステムとコンテンツをPBLにて開発・制作しました。


 ※理工学部メディア学科の「S-Project」は2006年4月に学生を中心とした団体として発足し、その後びわ湖e-まち映像協議会の下で様々なメディアを用いて地域社会を元気にすることを目指している団体です。地域におけるメディアの役割を考えるとともに、メディアを用いた地域活性化を目的とした活動に取り組んでいます。
 

1 実施日時  2019年11月1日(金) 2日(土) 両日とも18:00~21:00
2 実施場所  立木神社(楼門前~本殿)
3 出展テーマ 想像と現実の縁(えにし)
4 主な出展内容 ・ MRを用いた想像との共生
         ・ モーションセンサーを用いた仮想おみくじ,花火
         ・ 距離カメラを用いた人と灯とのインタラクション   等


モーションを用いた花火




距離カメラを用いた人と灯とのインタラクション




国際学部国際文化学科では、2年次必修科目「国際文化実践プログラム」の一環として、浄⼟真宗本願寺派/⻄本願寺と連携したアクティブ・ラーニング型の授業を実施しています。

受講者は3人ずつのチームに分かれ、「若者や外国⼈が仏教に興味を持つにはどうしたらよいか」、「⻄本願寺周辺の観光資源は何か」といったテーマの枠内で独自に課題を設定し、授業の合間や週末を利用して、西本願寺や京都駅周辺でのフィールドワークに取り組んでいます。
11⽉20⽇(⽔)には、⿓⾕⼤学深草キャンパスで、浄土真宗本願寺派社会部の職員を招いての中間報告会がおこなわれました。チームごとに最終提案に向けて検討中のアイデア、これまでの取り組み、現状の課題などについて報告し、本願寺派職員からは貴重なコメントやアドバイスをいただきました。


どのチームもアンケート等の調査を順調に進めており、「SNSの活用」、「活性化イベントの実施」、「既存設備の充実・改善」、「英語による案内の充実」、「新たな観光資源の発掘」など、エビデンスにもとづく提案の骨子が披露されました。その一方で、本願寺派職員のコメントやアドバイスを通じて、過去の本願寺派の取り組みや、さらに追求すべき点が明らかになるなど、受講者にとっても学ぶことの多い有意義な中間報告会となりました。

この授業では、12⽉11⽇(⽔)に西本願寺の聞法会館で最終報告会を予定しています。各チームで温めてきたアイデアを実現可能な企画として提案できるよう、今後も引き続きフィールドワークと分析作業を進めていきます。


国際学部国際文化学科では、文化の多様性に接することのできるカリキュラム・学内環境の整備に努めています。
学部紹介はこちら


学生からの報告


本願寺職員からのフィードバック


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    2019年11月26日(火)2講時、「昆虫学Ⅱ」にて、農研機構西日本農業研究センター 主任研究員 安部 順一朗 氏をお招きし、『農業害虫との闘い -天敵生物を使った害虫管理の研究-』と題してご講演いただきました。 農業現場に深く関わっている安部氏が冒頭に用いたスライドが「農業は自然破壊である」だったことに、受講生たちは衝撃を受けていました。自然ではない状態を人が作ったことで、ただの虫を害虫にしてしまったこと、自然界ではモノカルチャーではなく、天敵が存在するため特定の生物が増えにくいことを述べ、農生態系と自然...

  • 2019年度「大津エンパワねっと」後期報告会のご案内

    龍谷大学「大津エンパワねっと」は、学生と地域が協働してまちづくりに取り組むプログラムです。 今回は、2019年4月より活動しているエンパワねっと12期生が地域の皆さんと1年かけて取り組んできた成果を報告させていただきます。 地域の皆さんとともに「課題発見→解決→共有」してきた内容を再確認し、“ 学生力”と“ 地域力”を相互に高め合いながら地域社会がより元気になるための土壌づくりができればと願っております。 たくさんのご参加、お待ちしております。 日時:2020年1月19日(日) 9:30~12:00(受付は9:20~) 会場:龍谷大学...

  • 進学相談会

    龍谷大学入試アドバイザーが、各地の進学相談会で受験生の個別相談に対応。 キャンパスの雰囲気や大学生活、入試制度、学費、各学部の特色等について分かりやすくご説明します。 ※本学独自開催。インターネット出願相談会です。

  • (公開研究会)イタリア「食」を通じた更生支援プロジェクト【矯正・保護総合センター/犯罪学研究センター共催】

    犯罪学研究センターは、矯正・保護総合センターと共催で、下記の通り公開研究会を開催します。今回は、久谷満香氏(ジャーナリスト&コンサルタント)をお招きし、「イタリアのソーシャルファームによる更生支援」についてご報告していただきます。ぜひ奮ってご参加ください。 【&gt;&gt;お申込みフォーム(Googleフォーム)】 ※お申込期限:7月31日(月)正午 イタリア「食」を通じた更生支援プロジェクト 犯罪や非行から立ち直るためには何が必要なのか,を考える 日時:2023年8月1日(火) 18:00-19:30(終了予定) 実施方法:...

  • 第1回 刑務所と芸術研究会「刑務所と芸術を考える‒‒阻む壁、実践、社会的意義」【犯罪学研究センター協力】

    刑務所と芸術研究会(全3回の予定) 「刑務所と芸術を考える‒‒阻む壁、実践、社会的意義」 第1回 「矯正施設における芸術活動を阻む壁は何か」 日時:2021年9月12日(日)14:00〜16:00 形式:Zoomによるオンライン開催 ※要申込・参加無料 /定員:約200名 【&gt;&gt;お申込みページ】 ※お申し込み期限:9月12日(日)正午まで/<受付終了しました> 【企画概要】 拘置所内で色鉛筆の使用ができなくなった33歳の死刑囚が、「色鉛筆を使えるようにして欲しい」と、拘置所から国に訴えを起こしました。文化芸術基本法の基本理...

  • 【緊急報告会】大麻政策の最前線に情報を発信してきたティーチイン 「大転換・タイの薬物政策〜厳罰主義から合法化へ〜」【ATA-net研究センター】

    龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、世界の薬物政策に関するティーチインを共催します。2022年5月にタイで調査を行った研究メンバー5名より、現地のリアルな情報を共有していただきます。 【&gt;&gt;お申込みフォーム(Peatix)】 ※申込期限:6/11(土)正午 【緊急報告会】大麻政策の最前線に情報を発信してきたティーチイン 「大転換・タイの薬物政策〜厳罰主義から合法化へ〜」 【実施概要】 - 日時:2022年6月11日(土)14:00-16:00 - 会場:オンライン(Zoom) - 参加費:無料 ※事前登録制 - テーマ:「わたしたち...

  • テスト

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  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    国際学部 履修<履修登録手続編> ■履修<履修登録手続編>重要 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修科目編「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科...

  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    ■履修<履修登録手続編>重要 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認 「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ 「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修編 「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科目編 「教養科目で残りの科目を決めよう」 4分半 5.予備・事前登録 「科目を決めたら登録しよう 予備・事前登録」 2分半 6.本登録 「本登録しよう...

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL沖

作成日2017/05/08

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作成者KDL沖

作成日2017/05/08

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/15

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/01

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