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2023.08.04

松永研究室が日本スポーツ産業学会にて「日本スポーツ産業学会学会長賞」と「山梨県知事賞」をW受賞【経営学部・スポーツサイエンスコース】

 7月22日(土)に、日本スポーツ産業学会第32回大会が山梨学院大学にて開催されました。
本学経営学部スポーツサイエンスコーススポーツマネジメント研究室の松永敬子教授とゼミ生3名がアイディアコンペに出場し、「日本スポーツ産業学会 学会長賞」(尾山会長(アシックス会長)・平田会長(早稲田大学教授))」と
「山梨県知事賞」(長崎知事)を受賞致しました。副賞として、山梨県との委託契約による実証事業費を助成していただき、産公学プロジェクトを始動します。


 今年度の学会大会アイディアコンペは、「スポーツにおける地域創生・まちづくり」「アフターコロナのスポーツ産業」に加え、学会大会開催地である山梨県と連携し、
山梨県の特色を活用しスポーツをビジネス資源として捉えることで更にスポーツ産業が成長することを目指していくための「スポーツで儲かるビジネスモデル」をメインテーマに企画提案を行いました。
 このアイディアコンペは、大学および企業などの研究者・実務者である学会員がエントリーをすることができ、第1次選考(学会委員)、第2次選考(スポーツ庁職員)を通過したグループだけが最終の決勝プレゼンに進出できます。
 松永研究室は、企業や大学グループを抑え、見事「日本スポーツ産業学会 学会長賞」と「山梨県知事賞」のW受賞を果たしただけでなく、2021年度、2022年度からの3年連続の受賞となりました。

 受賞にあたり8月1日に学長報告を行いました。学長からは「学生時代に熱中できたものがあることが財産である。苦しかったことに、ゼミの仲間や教員、そして企業の方々と力を合わせて乗り越えたこと自体が大きな学びでしょう。」とのコメントがありました。
 今後は、今回の提案を実現させるために、ニューロン製菓株式会社(山梨県甲府市)様、株式会社アンデ(京都市伏見区)様、本学農学部の島教授・石原教授をはじめ、地域スポーツコミッション組織「やまなしスポーツエンジン」(山梨県)様などとも連携していく予定です。

【受賞テーマ】「推し活×スポーツ×名産品開発=地域創生」

 龍谷大学 経営学部
 スポーツサイエンスコース スポーツマネジメント研究室松永ゼミ
     3年:土谷朋葉(ゼミ生リーダー)
     3年:末久まどか
     3年:飯田奈々
     研究代表:松永敬子

【過去の松永研究室の日本スポーツ産業学会の受賞歴】
1.2021度は、日本スポーツ産業学会第30回大会にて、学会長賞を受賞
 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-8988.html
2.2022度は、日本スポーツ産業学会第31回大会にて、スポーツ庁長官賞を受賞
 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-11076.html


【スポーツサイエンスコース松永ゼミ プロジェクトメンバーのコメント】

土谷朋葉(松永ゼミ3年)

 この度、私たちは「推し活×スポーツ×名産品開発=地域創生」というテーマで日本スポーツ産業学会第32回大会アイデアコンペにエントリーし、山梨県知事賞と日本スポーツ産業学会会長賞という素晴らしい賞を2つも頂くことができました。更に山梨県知事賞では、事業化に向けたご支援も頂けるということで非常に嬉しく思います。 近年話題の「推し活」の経済効果や行動力への影響に注目し、そこにスポーツと地域の名産品を掛け合わせることでスポーツ振興と地域創生を目指しました。そして、名産品として、「アスリート飴」と「アスリートパン」の提案を行いました。名産品を提案にあたって、ニューロン製菓株式会社様、株式会社アンデ様にヒアリング調査をさせて頂きましたが、今回名産品としてこの2つの提案ができたのは、奇跡のような出来事で非常に貴重な経験させて頂きました。この経験は私にとって非常に大きな財産です。
 最後になりますが、今回このような賞を受賞できたのは、自信がない私の背中を押し、導いてくださった松永先生やゼミ生はもちろん、ヒアリング調査に協力してくださったニューロン製菓株式会社様、株式会社アンデ様、本学農学部の島教授、同じく農学部の石原教授といった、多くの方々のご支援とご協力があってのことです。この経験を通して、
私は本当に周りの人や環境に恵まれていると実感しました。改めてこの場をお借りして心より感謝申し上げます。これから実現化に向けて準備を進め、山梨県とスポーツ産業の更なる発展の礎となるように精進して参ります。


末久まどか(松永ゼミ3年)
 
今回このような素晴らしい賞を2つも頂くことができとても嬉しく思います。私たちが受賞できたのは、多方面からご協力をしていただいた皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。
 初めは不安な気持ちでいっぱいでしたが、私たちの提案に関わって頂いた皆様のお陰で自信を持つことができました。受賞後多くの方からお褒めの言葉を頂き「努力は必ず報われる」ことを実感しました。
 今回提案させて頂いたこのアイデアを単なるアイデアで終わらせるのではなく、実現に向け準備を進めていきたいと思います。この度は本当にありがとうございました。


飯田 奈々(松永ゼミ3年)

 今回、W受賞という目標以上の結果を達成できたことを大変嬉しく思います。
 徹底的に準備をしてきた私達は、当日、堂々と自信をもって発表することができました。受賞後も多くの方からお褒めの言葉を頂くことができました。この経験は、今後の私の人生の糧として心に刻みたいと思います。リーダーの1つのアイデアから始まったこのプロジェクトは、多くの人や企業を巻き込み、W受賞という結果に至ることができました。関わってくださった全ての人に大変感謝しております。昨年スポーツ庁長官賞を受賞された先輩方からも御指導を頂き、私達はとても良い環境でプロジェクトを進めることができました。
 3年連続受賞という松永ゼミの伝統を引き継ぐことができて、非常に光栄です。今後は、この提案の実現化に向けて準備を進め、プロジェクトを通してさらに精進して参ります。



松永敬子(経営学部 スポーツサイエンスコース スポーツマネジメント研究室 教授)  
    
 共同研究のゼミ3回生は、2020年にコロナ禍でインターハイが完全中止となった時に高校3年生だった世代です。今回のメンバーのゼミ生の一人は、『当時、インターハイが中止になって、目標だった日本一に挑戦することすらできないことに、毎日、嗚咽を出しながら泣いて過ごし、その時から「努力に何の意味があるのか?努力は報われない!」とずっと思ってきましたが、今回の受賞で「努力は報われる!」とやっと思えました…。先生、みんな、ありがとうございました…。』とウルウルしながら話してくれました。コロナ禍は私たち大人も大変な日々でしたが、それ以上に中学生や高校生、大学生の皆さんにとっては、かけがいのない青春の貴重な日々や機会を失っただけでなく、成長の過程で大切なことにも大きな影響を与えたのだと改めて再認識し、コロナはいろいろな意味でまだまだ終わっていないと痛感しています。
 そのお話を、学長報告の際にもお伝えしていて思い返したのですが、3年連続受賞となった初めの2021年の学会大会参加のきっかけも、コロナ禍で何もかも中止となったゼミのスポーツマネジメント実践活動の代替として、オンライン参加ができる日本スポーツ産業学会大会アイデアコンペにチャレンジしようというものでした。その時が初参加で初受賞。昨年のスポーツ庁長官賞受賞の際も、「入学式も中止になり、サークルにも入ることができず、大学に入って初めて大学生らしい活動に参加し、受賞もできてうれしいです!」と当時3回生だったゼミ生が話してくれました。
 過去2年間の受賞した企画提案も継続して実証実験を進めており、コロナ禍においても学生と共に大変な想いをしながらも共同研究としてチャレンジし続けて本当に良かったと実感しています。
 「試練を乗り越えることの難しさと大切さ」「仲間や支えてくださる方のへの感謝の気持ち」「努力は報われることもある!」ということを共に体感できたことが、受賞以上にうれしく感じております。
 多くの皆さまのご支援をいたただき、このような成果を得ることができことに感謝いたしております。引き続きよろしくお願いいたします。


 ※学部共通コースについてはこちらから
 https://www.ryukoku.ac.jp/faculty/course/