- 教員氏名
- 志田 望 講師
- 専門分野
- システムズアプローチ、臨床心理学、神経発達症、多職種協働
システムズアプローチの実践と、神経発達症のある人々の支援です。特に、神経発達症のある成人の方々の就労支援、生活支援に関心があります。当事者の方々だけではなく、そのご家族、関係者の支援や、他の支援者の方々との連携・協働を通じて有効な支援システムをつくることについて研究しています。
人同士のコミュニケーション相互作用に着目しマネジメントをするという視点を持つことで、臨床心理学的問題に対して様々な突破口を見出すことができる点です。特に、異なる専門性を持つ支援者同士の連携・協働は、巷でしばしば聞く「協力関係の大切さ」「チーム〇〇」といった綺麗なイメージの他に、「考え方や方針の対立」や「ボタンの掛け違い」という障壁も多くあります。そういった現実の中で、工夫や議論を重ねて来談者の方々に有効なサービスを試行錯誤することは、大変ですがやりがいもあると感じています。
臨床心理学を学ぶ中で、自分が最も関心をひかれたのがシステムズアプローチの考え方だったからです。また、神経発達症のある人々の支援を考える上で、それぞれの人が持つ個性に基づいた関係者との独創的なつながり・ネットワークをつくり出すことが有効だと感じており、システムズアプローチがその点に貢献できると考えているからです。