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経済学部

大原盛樹ゼミ
新興国の成長を日本に取り込む。
経済学部ゼミナール対抗研究報告会で金賞を受賞!

2019.01.30経済学部ゼミナール対抗研究報告会で金賞を受賞!

経済学部 大原盛樹ゼミ

我々大原ゼミは12月12日(水)に龍谷大学で開催された経済学部ゼミナール対抗研究報告会に出場しました。この大会は経済学部ゼミナール連合会という学生団体が主催するもので、龍谷大学の経済学部に属する全ゼミが出場することができます。今回は14ゼミ27チームが参加し、3つの会場(教室)に分かれて、各教室で順位を競いました(1教室当たり9チーム出場)。

この一年間、我々はこの報告会で3チーム全てが各会場で金賞(一位)を受賞することを目標に頑張ってきました。また最後の研究発表の場でもあったので、今まで以上に気合を入れ、前日は各班それぞれ発表練習や質疑応答の最終調整を何度も繰り返しました。

当日、練習を何回も重ねた自信があり、またこれまでと違って自分の大学で主催されることもあって、それほど緊張することはないだろうと思っていました。しかし、いざ前に立ってみると、マイクを持つ手が震えるほど、しっかりと緊張していました。

私が所属する3班の研究は、「訪日観光体験を通じて帰国後の日本製品の購買意欲を高めるにはどうしたらいいのか」を考えるものです。この答えを出すために外国人観光客へのアンケートの収集を繰り返しました。8月から何回も大学近くの伏見稲荷大社へ行き、さらにゼミ旅行で行った中国、インドの空港でも行いました。そうやってみんなで苦労して集めた約300人のデータを分析した結果、観光目的地の物的施設のイメージが良い旅行者ほど、帰国後の訪問国の商品への購買意欲が高まることを発見しました。さらに伏見稲荷で追加のアンケートを行い、物的施設の具体的なイメージを特定して、政策提言につなげました。

ここにたどり着くまでにたくさんの時間を費やして、悩んで、頑張ってきました。その研究を審査員に誤解なく、しっかりと理解してもらうために、私達は発表中、審査員の目をしっかり見て、自分の言葉で伝えることを心がけ、発表と質疑応答に集中しました。うまく伝えられているか不安でしたが、審査員の方々からは、「調査から政策提言まで高いレベルで一貫していた」「分析が論理的であった」などの高評価を頂きました。

他のゼミの発表を聞くと、同じ経済学部といっても、国内の問題に目を向けているゼミ、国外に目を向けているゼミと研究対象や手法が多様で、普段自分が接していない内容に触れられたのが新鮮でした。プレゼンテーションが上手な学生が多く、発表の仕方等、学ぶところが沢山ありました。

全ゼミの発表が終わり、懇親会で結果発表が行われました。震えながらアナウンスを待ちました。最初に私たちの会場の順位が発表され、3班は金賞をもらいました。「金賞」と書かれた賞状を見た時は、本当に嬉しく、最後までやりきってよかったと思いました。他の優れたゼミより高い評価を得たことは、本当に自信になりました。

続いて別会場の結果が発表され、1班は銀賞、2班は同窓会賞(大学のOB会から選ばれる)でした。ゼミ生は悔しそうで、泣いてしまう人もいました。私もとても残念で、自分達の結果を100%で喜ぶことができなくなりました。班やテーマは違ってもみんなで助け合って研究を完成させてきました。身近でみんなの苦労や努力を見て、一緒に頑張ってきたからこそ、1班と2班の結果が自分のことのように悔しく、悲しくなりました。

しかし、成績が全てではありません。この1年間、ゼミ活動を通して様々な経験を積むことができ、みな大きく成長したと思います。この経験は今後、様々な場面で生きるのではないかと思います。まずはこの経験と熱量をこれから始まる就職活動に活かしたいと思います。

二井内 真優(大阪府立泉北高校卒業)
本窪田 真由(大阪府立槻の木高校卒業)