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政策学部

石原凌河ゼミ
いつか来る災害へ 立ち向かい未来につなぐ学び。
KOBE復興大に参加して

2018.07.27KOBE復興大に参加して

政策学部 石原凌河ゼミ

私たち石原ゼミは防災をテーマに活動しています。6月15日に、人と防災未来センター(兵庫県)にて「KOBE復興大2018」で復興とは何かについて学習をしてきました。今回はその学習について報告いたします。

「KOBE復興大」は、阪神・淡路大震災の復興をリードしてきたまちづくり・ボランティア団体や大学の先生などが中心となって企画されました。阪神・淡路大震災の経験者が、震災を経験していない次世代に向けて、神戸の復興の経験を伝え、学び合うことを目的としています。この企画は阪神・淡路大震災や東日本大震災といった震災以前の取り戻すべき生活環境の復興に向けて、まちづくりを推進する取り組みの意味や精神を伝えていくという内容です。今年は講義・ディスカッション形式が4回、合宿形式が1回開催される予定です。

東北や熊本へボランティアに行った神戸大学の学生の報告を聞き、そこで地元の住民の方々に寄り添って活動を行うことの大切さを学びました。よそ者である学生が現地に入り、地元の人々とつながることで、被災に遭った方々が普段言えない想いや悩みを吐き出せるようにすることが必要だということでした。

また、兵庫県立大学院生の方が中越地震についてお話されていた内容では、無理に復興させようとするのではなく、その地域の状況に合わせて復興をすることが肝心だと思いました。復興というものは明確な答えがなく、その地域や自治体によって復興の形があるのだと感じました。

次の「KOBE復興大」では、9月の合宿となります。そこで実際に避難所生活体験が行われ、私たちも参加する予定です。

6月18日には、大阪北部を震源とする地震がありました。私たちが生まれて初めて経験した大きな地震であり、いざ発生してみると全く行動できないことを実感しました。このような経験しなければ分からない部分を、今後のプロジェクトでどう伝えていくかを考えていこうと思います。

7月5日から西日本を中心とする歴史的な豪雨災害が起こりました。猛暑の中での避難生活や、平成最悪の被害を出した今回の豪雨災害を今後の教訓としてどう伝えていくかを考えさせられました。今回の豪雨災害の課題を元に水害について取り組んでいきたいと思います。

米川 高史(奈良県立桜井高校卒業)