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政策学部

石原凌河ゼミ
いつか来る災害へ 立ち向かい未来につなぐ学び。
KOBE 復興大夏合宿夏合宿に参加して

2018.10.18KOBE 復興大夏合宿夏合宿に参加して

政策学部 石原凌河ゼミ

今から23年前の1995年1月17日、阪神・淡路大震災が起こり、兵庫県を中心に甚大な被害が出ました。そこで私たちは9月7,8日に震災がどのようなものだったのか、またその教訓を活かしこれから起こる災害に備えることを考えるKOBE復興大に参加し、学んできたことについて報告します。

まず、私たちはKOBE復興大に参加する前に、神戸市中央区にある、人と防災未来センターを訪れました。センターには、様々な展示物、模型による実験を通じて阪神・淡路大震災の被害や教訓を学ぶことができ、また近い将来発生するとされている南海トラフについての展示や津波の疑似体験があり、私たちはセンターでの学習を通じて災害の脅威を目や耳を通して実感することができました。

続いて、私たちはこうべまちづくり会館にて行われるKOBE復興大に参加しました。プログラムは2日間にわたり、1日目は非常食の試食と、段ボールベッドの組み立てなど避難所生活の模擬体験を行いました。

2日目は、神戸市内のまちあるきを行いました。震災から23年経った今でも、当時の被害を残した遺構やモニュメントを巡り、被害の大きさを知ると共に、震災を伝えていくことの大切さを知りました。その後、数人ごとの班に別れ、他大学の学生や院生と共に実際に存在するまちを取り上げ、津波が来た際被害を最小限に抑える「事前復興」を「空間・時間・ひと」の要素から、津波からの被害を最小限に抑えること、また災害後の生活やコミュニティなどの課題を考えるワークショップを行い、班ごとに発表を行いました。班ごとに様々な点にアプローチした意見が出て、いろいろな気づきがありました。

今回のKOBE復興大の合宿を通して、「震災の教訓から備えること、震災を伝えていくこと」の大切さを知ることができ、今後のゼミ活動を進めていく上で大切な知識を得ることができました。

竹冨 湧生(大阪府立枚方高校卒業)