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2020.09.11

「ロボカップジャパンオープン2020 ロジスティクスリーグ※」を開催 コロナ禍でロボット競技大会の無観客・無選手試合を実証実験<2020年9月19日(土)~22日(火)於:龍谷大学瀬田キャンパス>

【本件のポイント】
・ ロボカップジャパンオープン2020ロジスティクスリーグ※を龍谷大学瀬田学舎にて、世界的にも新しい試みである無観客・無選手試合の形式で開催
・ 先端理工学部 電子情報通信課程 植村研究室では、チーム『BabyTigers – R』として世界大会であるロボカップロジスティクスリーグ※に2011年から毎年出場しており、2015年7月には3位に入賞。今回実施する大会はこの世界大会での技術を競うTechnical Entry Challenge。研究テーマである可視光通信の応用、自律移動ロボットの制御をもとに、実機ロボット競技大会の標準的な実施方法を検討するため、オンライン化実証実験を行う

※ロボカップジャパンオープン2020,ロジスティクスリーグ:
ロボカップ(RoboCup)は、1997年から毎年、世界大会も行われている、自分で考えて動く自律移動型ロボットによる競技大会。その中でも日本で開催する大会がロボカップジャパンオープンである。また、工場のオートメーション化をテーマにしたリーグがロジスティクスリーグであり、今までは世界大会とドイツで開催されるジャーマンオープンでのみ実施されてきた。ジャパンオープンでロジスティクスリーグを開催するのは今回が初めてである。

【本件の概要】
 工場の生産ラインが大量生産から変種変量生産に変化する中、工場で活躍する自律移動型ロボットの研究とその研究発展のために、世界大会であるロボカップロジスティクスリーグ※は約10年間毎年開催されてきています。植村研究室では初年度から毎年出場し、顕著な成績を残しています。また、当リーグに参加する唯一の日本チームとして、リーグの運営にも貢献し、積極的に大会をサポートしています。
 今年度は、COVID-19の影響で「ロボカップジャパンオープン2020※」を含め、ロボットの実機を扱う競技大会が相次いで延期・中止となっています。そのような中、世界大会だけでなく日本でもロジスティクスリーグを開催しようと世界大会の運営委員である植村 渉 講師(龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程)が日本での大会を提案し、「ロボカップジャパンオープン2020 ロジスティックリーグ※」が龍谷大学で開催される運びとなりました。
 さらに、このリモート時代に先駆けて、各チームがロボットを龍谷大学に送り、競技者はインターネット経由の遠隔操作でロボットを調整し、競技に参加する「無観客・無選手試合」を試みることになりました。複数のチームが参加するものの、会場に入るのは運営スタッフ(植村研究室の学生及びロボットメーカーの技術者)の10名程度です。
 これは、世界大会での技術を競うTechnical Entry Challengeであるとともに、実機ロボットの競技大会のwithコロナ時代に向けた新たな標準的実施方法を検討するためのオンライン化実証実験でもあります。現在、世界においてそのような形式で実機のロボット競技大会を開催した話は出ておらず、この大会が初めての試みとなるはずです。


1.実施概要
(1)名  称:「ロボカップジャパンオープン2020 ロジスティックリーグ」
(2)開催日時:2020年2020年9月19日(土)~22日(火) 9:00~18:00
  (19日(チーム準備日) ・ 20日-21日(予選) ・ 22日(決勝戦))
(3)開催場所:龍谷大学 瀬田キャンパス1号館6階619教室
       (〒520-2194 大津市瀬田大江町横谷1-5)
(4)参加チーム:龍谷大学,奈良朱雀高校,
        岡崎工業高校,四日市工業高校(2チーム)
(5)主  催:
 2020年 ロボカップジャパンオープン2020ロジスティックリーグ※ 実行委員会 現地実行委員長 植村 渉(龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 講師)
(6)後  援:ロボカップアジアパシフィック2020あいち(予定)
(7)協  力:龍谷大学 先端理工学部

2.そ の 他
下記URLで大会の詳細を公開中.一般視聴も予定しています。
https://vega.elec.ryukoku.ac.jp/trac/wiki/robocupLogisticsLeague/JapanOpen2020


問い合せ先 :龍谷大学 先端理工学部電子情報通信課程 講師 植村 渉
    Tel 077-543-7410  E-mail wataru@rins.ryukoku.ac.jp