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2017.07.07

講演会「ジャーナリズムと日本語―新聞とテレビとことばと―」を開催(国際学部)

7月6日(木)加藤千洋氏(現同志社大学大学院グローバル研究科教授)による講演会「ジャーナリズムと日本語―新聞とテレビとことばと―」がおこなわれました。
加藤氏は、元朝日新聞社の編集委員であり、「報道ステーション」等数多くの報道番組にコメンテーターとして出演されました。
本講演会では、「ジャーナリズム」とは、権力に物申すことのできる媒体であり、「民主主義の番犬」とも評されることについて、加藤氏自身が報道人としての道を歩んできた略歴を交えて話されました。
故筑紫哲也氏のジャーナリストとしての姿勢【①少数派であることを恐れない②弱者・少数派の声を大切にする③社会の中の「自由の気風」を尊重する】について、加藤氏自身も憧憬したように、受講生もこれらの重要性を感じることができました。
また、「新聞」と「テレビニュ-ス」の違いについて、「活字媒体」と「映像媒体」の違いだけでなく、文章の構成や校正を経たもの(新聞)を届けるものと、ライブ感(臨場感)や速報性を優先するもの(テレビニュ-ス)とでは、求められる資質や要素も異なることをお話しいただきました。
ネットメディア全盛の時代においても、新聞の果たす役割は今後も大きいことを知る良い機会となりました。