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5長の後半期事業として取り組む第2中計は、5年間の事業が完了することによって、5長そのものも事業が完遂することになります。
その先の計画を構想し、本学が持続可能な発展を遂げていくためには、第2中計や5長完了時点における到達点(成果)と課題を見極める、すなわち総括に取り組む必要があり、予め客観的かつ合理的な評価指標及び評価基準を定めておくことが求められます。
こうした考えに基づき、今般の第2中計では、アクションプランに基づく実施案の策定に際して、3つの観点から評価指標を定め、成果の創出を図ることになりました。
評価指標の観点 | 設定部局 | 指標の分類 | |
---|---|---|---|
① | 事業推進にかかる評価 | 各部局 | 進捗管理指標 |
② | 事業内容の到達目標設定にかかる評価 | 各部局 | KPI(重要業績評価指標) |
③ | 事業全体の達成度にかかる評価 | 大学執行部 | KGI(重要目標達成指標) |
1.事業推進(進捗管理)にかかる評価
第1中計期と同様に、6種類5段階の評価指標を設け、毎年度定点観測を実施することで、各アクションプラン事業が計画通りに進んでいるかの進捗管理を図ります。進捗の見られない事業は、早期の段階において、事業の中止や計画変更の措置を講じ、選択と集中を図ったプロジェクト・マネジメントに取り組みます。
種類 | 進捗段階 | 概要 | 進捗度 |
---|---|---|---|
計画・立案 | 進捗段階① | 実施案の「計画立案」段階に留まっている場合 | 20% |
意思決定 | 進捗段階② | 実施案の「意思決定」段階に至っている場合 (大学執行部へ上程し審議中の案件を含む) |
40% |
実施準備・ 環境整備 | 進捗段階③ | 意思決定を経て、事業の実施展開に向け、 「実施準備・環境整備」の段階にきている場合 |
60% |
実施展開 | 進捗段階④ | 実施展開へ移行し、改革が現在進行形で進んでいる場合 | 80% |
結果・成果 | 進捗段階⑤ | 事業を実施した結果・成果が現れ始めている場合 | 100% |
評価・改善 | 事業が完了し、評価及び改善段階に至っている場合 |
2.事業内容の到達目標設定にかかる評価(KPI)
第2中計における新たな評価方法として、事業内容の到達目標設定にかかる評価指標・基準は、重要業績評価指標(KPI=Key Performance Indicator)を設けています。
KPIとは、組織や個人が一定の目標を達成するため、目標に向かってのプロセスが順調に進んでいるかどうかを点検するための指標です。KPIは定量的に表すことができますが、指標として振れが少ない数値を選ぶ必要があります。また、学校法人である本学は営利を目的とした活動をしていないため、定性的要素を含む指標の設定も考慮する必要があります。そのため、下記の要領に基づきKPIを定めることとしています。
- (ア)
- 定量的指標を設定できる事業(志願者数、就職率など)については、それらを単一指標、あるいは組み合わせた複合指標として設定し、到達度合いの基準をとりまとめる。
- (イ)
- 定性的要素に依拠する事業については、間接的に定量化できる事業(例えば、国際化推進であれば、他大学比での留学生受け入れ・送り出し状況を競合大学と比較)をもって評価指標・評価基準を設定する。
- (ウ)
- 間接的にも定量化が難しい事業については、学生や教職員、社会全般などを対象としたアンケートを事業の期首と期末に実施し、その変化をもって評価指標・基準を定める。
- (エ)
- 上記(ア)・(イ)・(ウ)で評価指標を設定することが難しい事業については、5長推進会議と相談の上、善処策を講じる。
3.事業全体の達成度にかかる評価(KGI)
第2中計の総体的な事業成果を測るとともに、5長グランドデザインで掲げた到達目標「2020年の龍谷大学」の実現度合いを測る指標として、第2中計「事業マトリックス」で定めた事業分類に基づき、4つの事業区分と3つのストラテジー種別単位に重要目標達成指標(KGI=Key Goal Indicator)を設定します。