2023.11.29
龍谷大学・東近江市共催展「よみがえる明治初期の山村の土地利用―永源寺地区の地券取調絵図(地引絵図)が語るもの―」【里山学研究センター】
開催日時 | 2023年11月25日 10:00 ~ 2023年12月24日 18:00 |
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開催場所 | 東近江市能登川博物館(滋賀県東近江市山路町2225) |
お問い合わせ | 里山学研究センター TEL:075-645-2154 Email:satoyamagaku@ad.ryukoku.ac.jp |
東近江市能登川博物館 展示室・ギャラリーにて、11月25日(土)から12月24日(日)まで、龍谷大学・東近江市共催展「よみがえる明治初期の山村の土地利用 ―永源寺地区の地券取調絵図(地引絵図)が語るもの―」を開催します。
お申込み不要、参加無料です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【>>関連記事:明治初期の地券取調総絵図からみえてきた地域の記憶と資源(牛尾洋也・法学部教授インタビュー)】
「よみがえる明治初期の山村の土地利用
―永源寺地区の地券取調絵図(地引絵図)が語るもの―」
■概要
永源寺町史編纂にあたり収集・撮影されたアナログ写真データを基に、龍谷大学社会科学研究所の研究プロジェクト(代表:牛尾洋也教授)がデジタル化し、リプリントした永源寺地区内の地券取調総絵図(壬申地券地引絵図)などを紹介します。
絵図には山、道、川、田、畑、屋敷、林、荒地、藪地、原野などが鮮やかな色彩で描き分けられており、明治初期の近代的土地所有権の制度が導入される直前の山村の土地利用が示されている貴重な資料です。
鈴鹿山脈から琵琶湖まで森川里湖に恵まれた東近江市の中でも、豊かな自然に囲まれる永源寺地区の様子を明治5年の絵図などのリプリントから、未来へとつながる一助となれば幸いです。
■主な展示資料
龍谷大学社会科学研究所の研究プロジェクトがリプリントした永源寺地区内の地券取調総絵図(壬申地券地引絵図)など
■会期
令和5(2023)年11月25日(土)ー12月24日(日)
■開館時間
午前10時ー午後6時
■会期中の休館日
月曜日、火曜日、12月22日(金)
■入館料
無料
■会場・問合せ
東近江市能登川博物館
住所:〒521-1225 滋賀県東近江市山路町2225
TEL:0748-42-6761 IP:050-5801-6761
【※補足】
地券とは、明治5(1872)年に地券制度が施行され、明治政府が発行した土地所有権を証明するための証書のことで、その際絵図が作製されました。
明治22(1889)年に土地台帳規則が施行され、地券制度が廃止された後も地方自治体において保管されるなど、当時の土地利用のありようを知る上で貴重な資料です。
参照:滋賀県立公文書館