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2018.05.11

特別講演会『リスク、刑事司法と西洋的法価値の浸蝕』【犯罪学研究センター】

なぜリスクという概念がこれほどまでに影響力を持つようになったのか?

開催日時 2018年06月19日 18:15 ~ 2018年06月19日 20:15
開催場所 龍谷大学深草学舎至心館1階
お問い合わせ 龍谷大学犯罪学研究センター [TEL] 075-645-2154 [FAX] 075-645-2240 [E-mail] crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp [URL] http://crimrc.ryukoku.ac.jp

・事前申込不要
・参加費無料
・逐次通訳あり

【講演テーマ】
「“Risk, Criminal Justice and the Erosion of Western Legal Values ”」
 講師:ジョン・プラット教授(Victoria University)

 モデレーター:浜井浩一(龍谷大学犯罪学研究センター国際部門長)

【講演の概要】
 西洋的な刑事手続は、強大な国家権力から(刑罰の対象なっている)個人を守ることに力点を置いて発展してきた。
しかし、最近の刑事司法(特に英米圏)は、それとは異なる動きを見せている。以前のような国家権力から個人を守るという法的価値は徐々に侵食され、犯罪というリスクを抱えた個人から社会の安寧を守るという価値に置き換えられつつある。
犯罪リスクや犯罪不安の高まりによって、刑事司法は、リスクを取り除き、まだ起きていない将来の犯罪を防止するための活動に着手し、それによって罪刑法定主義が揺らぎつつある。
刑事司法において、なぜリスクという概念がこれほどまでに影響力を持つようになったのか、ペナル・ポピュリズムの第一人者ジョン・プラット教授が迫る。

【主催】龍谷大学 犯罪学研究センター
【共催】龍谷大学矯正・保護総合センター


ジョン・プラット氏

John Pratt
(Victoria University教授:犯罪学)
同ロースクールの「法と社会」研究センター長
主要な著書:『Penal Populism』(Routledge 2006 ), 『Contrasts in Punishment(Routledge 2013)等がある。
「刑罰のコントラスト」浜井浩一編『犯罪をどう防ぐか(岩波書店 2017)』など多数。
詳細は→https://www.victoria.ac.nz/sacs/about/staff/john-pratt

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※今回の案内チラシはこちらから