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2021.05.21

【龍谷コングレス2021】課題共有型“えんたく” 大麻論争とダイバーシティー(多様性):薬物使用は、犯罪か? 〜使用罪は、何を奪おうとしているのか?〜/犯罪学研究センター共催

アジア犯罪学会 第12回年次大会(ACS2020)サイドイベント(オンライン開催・事前申し込み制・参加有料)

開催日時 2021年06月20日 15:00 ~ 2021年06月20日 18:30
開催場所 オンライン(Zoom)
お問い合わせ 龍谷大学ATA-net研究センター Tel 075-645-8646  Mail info@ata-net.jp Web https://ata-net.jp/

龍谷大学 犯罪学研究センターは、下記イベントを6月20日(日)に共催します。
【>>お申込みページ】
※お申し込み期限:6月19日(土)まで

アジア犯罪学会 第12回年次大会(ACS2020)サイドイベント 
龍谷コングレス2021
〜人に優しい犯罪学の過去・現在・未来〜


課題共有型“えんたく”
大麻論争とダイバーシティー(多様性):薬物使用は、犯罪か?
〜使用罪は、何を奪おうとしているのか?〜


〔企画の趣旨〕
 従来、“大麻”のイメージは“逮捕”と強く結びつけられてきました。しかし近年では、医療目的での大麻使用に注目が集まっています。1990年代に人体内の大麻成分“エンドカンナビノイド”が発見されたことに端を発し、2000年以降のCBDと呼ばれる成分の再発見により、世界的な医療大麻合法化へと進展しました。日本でも、難治てんかん患者に対する特効薬としての期待が集まっています。このような国際的な変化の中で、日本国内では、新たに大麻使用罪を設け、厳罰方針を維持することが検討されています。
 このセッションでは、国内外の大麻情勢をフォローしてきた医師の視点から、医療、経済、政治の動向を概観し、日本のあるべき大麻政策についての提言を行ないます。

課題共有型“えんたく”の定着普及は、JST/RISTEXからATA-netが委託を受けて実施している事業です。

〔プログラム〕
- 開会・挨拶・企画の趣旨 石塚伸一
- “課題共有型”えんたく”

〔登壇者〕
- 司会:土山希美枝
- スピーカー:加藤武士
- センターテーブル:高樹沙耶、長吉秀夫、正高佑志、丸山泰弘、吉田智賀子

〔プロフィール〕
土山 希美枝
龍谷大学政策学部教授を経て、2021年から法政大学法学部教授。法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(政治学)。専門分野は、公共政策、地方自治、日本政治。著書に『質問力で高める議員力・議員力』(中央文化社、2019年)。『「質問力」でつくる政策議会』(公人の友社、2018年)。『高度成長期「都市政策」の政治過程』(日本評論社、2007年)など。北海道芦別市生まれ。

加藤 武士
1965年 京都府生まれ。木津川ダルク代表。薬物依存からの回復者。1995年より仲間と共に薬物を必要としない生き方を実践し続けている。2019年より龍谷大学ATA-netセンター嘱託研究員として、薬物依存と回復についての研究を行っている。同年、相楽保護区保護司に就任。また2019年10月に本学で行われた「第9回AIDS文化フォーラムin京都」では、運営実行委員幹事として企画・進行を務めた。

高樹 沙耶
1963年 静岡県生まれ。石垣島のキャンピングロッジ 虹の豆 オーナー。1983年に主演映画『沙耶のいる透視図』で女優デビュー。近年の代表作に『相棒』等がある。2002年にハワイで行われたフリーダイビングW杯で水深53mの日本新記録を達成。2016年5月、参議院議員選挙に医療大麻の法改正を公約に新党改革より東京都選挙区で出馬するも、落選。 同年10月、大麻取締法違反の疑いで有罪となる。著書に『マイ・ブルー・ヘブン』(毎日新聞社)、『ホーリープラント 聖なる暮らし』(明窓出版)ほか。

長吉 秀夫
1961年 東京都生まれ。ノンフィクション作家・舞台制作者。内外の民俗音楽・舞踊やロックと出会い、全国津々浦々をツアーする傍ら、ジャマイカやインド、ニューヨーク、ツバルなどを訪れ、大麻や精神世界、ストリート・カルチャーなどを中心にした執筆を行い、現在に至る。著書に『大麻入門』(幻冬舎)、『医療大麻入門』(キラジェンヌ)、『健康大麻という考え方』(ヒカルランド)『大麻』(コスミック出版)などがある。2020年から実験的にZIN「TAIMA」の発刊も行っている。
https://taima.theshop.jp/

正高 佑志
1985年 京都府生まれ。医師・研究者。一般社団法人GREEN ZONE JAPAN代表理事として、大麻草の安全性や有用性に関する啓発活動に従事している。難治てんかん患者へのCBDの有効性に関する追跡調査と学術報告を行い、国内での治験開始への道筋をつけることに貢献した。2021年にはSNSを活用し日本における大麻の利用実態に関して、初の全国調査を実施。

丸山 泰弘
1980年 京都府生まれ。龍谷大学大学院博士後期課程修了(博士〔法学〕)。
龍谷大学法学部非常勤講師、愛知大学法学部非常勤講師、龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員などを経て、2011年に立正大学法学部に着任。University of London, Birkbeck, 刑事政策研究所(Institute for Criminal Policy Research)客員研究員(2017年)。University of California, Berkeley, School of Law, (Center for the Study of Law & Society)客員研究員(2018-2020)。
京都で生まれ、京都で育ちました。最近は、「京都出身なんですよ」と言わなければ、関西人だとバレない程度の言葉遣いになってきたと(本人は)思っています。

吉田 智賀子
麻薬対策を含むテロ対策分野を専門とし、外務省、国際協力機構(JICA)、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)などに勤務。その後、2019年より、CBD・カンナビノイド製品に特化した世界規模企業であるAlways Pure Organics(APO:エー・ピー・オー)のアジア地域オペレーション・ディレクターに就任し、現在に至る。

〔参加費〕* 【>>お申込みページ】
一般:1,000円  学生:300円 
*1 参加費は、本企画の実施・運営に必要な経費の一部に充当します。ご協力ください。
*2 ACS2020参加者、龍谷大学 犯罪学研究センター・ATA-net研究メンバー、龍谷大学学生・院生などの関係者については、参加無料です。お申し込みの際にご注意ください。


〔備考〕
オンライン参加のためのZoom情報は、「Peatix」での申込み・お支払い手続完了後、ご登録のメールアドレス宛に『お申込み詳細』のメールが自動配信されます。Zoomの情報を、他に拡散しないようお願いいたします。また、申し込み名とZoomの名前を合わせてください。
>>参照:Peatixヘルプページ

主催:龍谷大学 ATA-net研究センター | 一般社団法人刑事司法未来
共催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)
協力:龍谷大学 矯正・保護総合センター 刑事司法未来PJ | アジア犯罪学会第12回年次大会実行委員会



龍谷大学 犯罪学研究センターは、「アジア犯罪学会第12回年次大会(ACS2020)」開催中に、他にもさまざまなイベントを企画しています。是非ご参加ください。
【>>龍谷コングレス2021全体の企画趣旨・イベント一覧】

※一部企画について参加費が有料のものがあります。有料イベントの売上は、運営経費として使わせていただきます。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、今回のイベントの趣旨に鑑み、ACS2020参加者、犯罪学研究センター・ATA-net研究センター、龍谷大学学生・院生などの関係者については、参加費は無料です。お申し込みの際にご注意ください。

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