Need Help?

Event

イベント

2021.09.18

犯罪学研究センター公開研究会【河合潤教授(京都大学)に聞く】和歌山カレー事件と『鑑定不正』(2週連続開催)

裁判官は、科学者の不正を見抜くことができるのか?(オンライン開催・事前申し込み制・参加無料)

開催日時 2021年09月17日 18:00 ~ 2021年09月24日 19:30
開催場所 Zoom(当イベントの専用アカウント)
お問い合わせ 犯罪学研究センター [E-mail] crimrc.ryukoku@gmail.com [URL] https://crimrc.ryukoku.ac.jp

龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、下記のウェビナーを、来る9月17日(金)、9月24日(金)に開催します。
【>>お申込みフォーム】
※申込期限:各開催当日17:30(フォーム入力時に参加希望日を選択してください)


龍谷大学犯罪学研究センター公開研究会
【河合潤教授(京都大学)に聞く】和歌山カレー事件と『鑑定不正』
〜裁判官は、科学者の不正を見抜くことができるのか?〜

【テーマと日時】
第1回研究会「河合潤『鑑定不正』の紹介」
日時:2021年9月17日(金)18:00-19:30
内容:企画の趣旨と作品紹介(30分)、著者講演(30分)、質疑応答(30分)
   第1回研究会終了後にWEBアンケートを実施(本の感想と質問)

第2回研究会「河合潤、読者の質問に答える」
日時:2021年9月24日(金)18:00-19:30
内容:経緯とアンケート紹介(30分)、著者による回答(55分)、総括(5分)

〔形 式〕リモート(Zoom)/定員300名
〔出 演〕河合潤教授(京都大学・『鑑定不正』(日本評論社、2021年)著者)
〔主 催〕龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)

【企画の趣旨】
わたしたちのチームは、この10年、刑事裁判と科学鑑定の問題に取り組んできました。2013年*1と2015年*2には、杜祖健 教授(コロラド州立大学)、勝又義直 名古屋大学名誉教授(元科学警察研究所所長)、丸茂義輝 准教授(長崎国際大学/当時・元科学警察研究所副所長)をお招きし、シンポジウムを開催しました。
調査研究の契機となったのは、いわゆる「和歌山カレー事件」です。
事件は1998年7月25日、和歌山市園部地区自治会主催の夏祭りにおいて、提供されたカレーライスを食べた住民の67人が腹痛や嘔吐感などを訴えて病院に搬送され、4人死亡した。犯人と疑われた林眞須美さんは、その年の12月29日、和歌山地方裁判所に起訴され、2002年12月11日、殺人・同未遂・詐欺・同未遂の8つの公訴事実で有罪となり、死刑の判決を受けました。控訴審の大阪高等裁判所も、2005年6月28日、控訴を棄却し、最高裁判所(第三小法廷)も、2009年4月21日、被告人がカレー毒物混入事件の犯人であることは、合理的な疑いを差し挟む余地のない程度に証明されていると認められるとして上告を棄却し、死刑判決が確定しました。
大阪拘置所の死刑監房に収容された林さんは、判決から3ヶ月後の2009年7月22日、和歌山地方裁判所に無罪を求める再審を請求しましたが、2018年3月29日、同請求を棄却する決定が言い渡されました。抗告審の大阪高等裁判所は、2020年3月24日、抗告を棄却し、同年4月8日、最高裁判所に特別抗告し、第三小法廷に係属していました。ところが、林さんは、2021年5月31日、殺人の凶器は、ヒ素ではなくシアン化合物であると主張する新たな再審を、別の弁護士を請求代理人として和歌山地方裁判所に請求しました。
今年の6月に入り、事態が急変しました。6月9日、林さんの長女と2人の孫が、突然、不慮の死を遂げ、2日後の11日に新聞でこの事実を知った林さんは、9日後の20日、心身ともに疲弊し、精神に著しい混乱をきたす中、拘置所の職員に自筆の特別抗告取下書を預けました。施設側は、同月24日、本人にも、弁護人にも無断で、この書面を最高裁裁判所に送付し、受理した最高裁は、特別抗告は取下げられたと見做しました。最高裁係属の審の弁護人は、8月19日に、上記の取下書は、真意に基づかない私信であり、送付は不当であるから、取下げは無効であるとして審理の続行を求める「取下げ無効申立書」を提出しています。
加えて、大阪地裁民事部には、林さんが原告、確定審の2人の鑑定人を被告とする名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟が提訴されています。昨年、結審を前に裁判官が突然交代したこの民事裁判は、9月14日に河合教授の証人尋問が行われます。
 そんな中、書き下ろしの著書『鑑定不正』が出版されました。
わたしたちは、この緊迫した状況の中で河合教授自身から、新著の意図についてお話しいただき、みなさんにその主張を正確に知っていただきたいと思い、本研究会を企画しました。
 みなさん、奮ってご参加ください。

〔ナビゲート〕石塚 伸一
(龍谷大学犯罪学研究センター長・刑事司法未来代表理事)

─────────────────
*1 2013年8月26日(月)「〔公開シンポジウム〕刑事裁判と科学鑑定:和歌山カレー事件における科学鑑定の意味」(石塚伸一監修「講演 公開シンポジウム 刑事裁判と科学鑑定:和歌山カレー事件における科学鑑定の意味」(『龍谷法学』第46巻4号、2014年)1141〜1206頁。)
http://jslp.jp/law-human/assets/files/event/130826wakayama-sympo.pdf (2021年9月7日最終閲覧)

*2 015年3月1日(日)「〔シンポジウム〕科学鑑定と裁判―あるべき科学鑑定を求めて―」
石塚伸一監修「講演 公開シンポジウム 科学鑑定と裁判 : あるべき科学鑑定を求めて(和歌山カレー毒物混入事件における科学捜査)」(『龍谷法学』第48巻1号、2015年)603〜628頁。)
http://jslp.jp/law-human/assets/files/ishiduka/150301symposium.pdf (2021年9月7日最終閲覧)


※Zoomの視聴情報は、お申し込みフォームに入力いただいたメールアドレスに、【開催当日】にメールで連絡します。Zoom情報を、他に拡散しないようお願い
また、申し込み名とZoomの名前を合わせていただくようにお願いいたします。

<第1回公開研究会 記録映像を配信します>
2021/09/17 【河合潤教授(京都大学)に聞く】和歌山カレー事件と『鑑定不正』

>>YouTubeで見る
内容:企画の趣旨と作品紹介(30分)、著者講演(30分)
※この記録動画には、質疑応答部分は含みません。


ファイルを開く

【書評】河合潤『鑑定不正』(日本評論社、2021年8月)/石塚 伸一


ファイルを開く

チラシ【河合潤教授(京都大学)に聞く】和歌山カレー事件と『鑑定不正』