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2022.03.14

政策実践・探究演習(国内)京丹後プロジェクトがフィールドワークを実施【政策学部】

道の駅丹後王国での特産品調査

2022年3月11日(金)に「政策実践・探究演習」京丹後プロジェクトの学生6名と教員2名が今年度最後となるフィールドワークを実施しました。
もともと2月に計画していたフィールドワークでしたが、オミクロン株の感染状況から、地域向け報告会はオンライン開催で実施し、地域スタディツアーは延期となっていました。今回、何とか1か月遅れで地域スタディツアーを実施することができました。
実施にあたって、感染対策として地域の皆さんとの交流はとりやめ、学生グループのみで行動することとし、学生たちは参加について家族と相談のうえPCR検査を受けて陰性が確認された者のうち、希望者のみの参加としました。

午前中、丹後最大規模の道の駅丹後王国(京丹後市弥栄町)で特産品の調査を行い、ゲンゴロウ郷の米の販売戦略に関わるヒントを得ることができました。
晴天に恵まれ、午後から2時間ほど大宮町森本区にて学生たちは地域あるきを楽しみました。谷垣先生のガイドで、内山ブナ林から流れる竹野川に沿って、残雪の水田のほか、集落の小道をゆっくり散策しました。広葉樹林と針葉樹植林の対比、水田の取水・排水の仕組み、圃場整備、ひよせとゲンゴロウなどの生き物の関係、獣害対策など、里山と米の生産に関わる基本的な知識を現場から学ぶことができました。雪上に残されたウサギなど小動物の足跡を見つけるなど、早春ならではの風景も見ることができました。次年度履修予定の学生の参加もあり、地域について知る貴重な時間となりました。

今年度のプロジェクトはこれにて無事終了です。コロナ禍の中でも、それぞれの時期に実施可能なことを模索しながら、結果的に多くの取組を実施することができました。お世話になった三重・森本地域の皆様、京丹後市役所・関係者の皆様、1年間ありがとうございました。4月からは新たな履修生が活動することになりますが、これからも活動を引き継いでいきますのでよろしくお願いします。


大宮町森本区の水田にて


「ひよせ」と生き物の関係について説明をきく学生