2022.03.29
食や農業に関する理解と発信により地域社会への貢献をめざす 龍谷大学と農林水産省近畿農政局が本日、「包括的連携協力に関する協定」を締結
【本件のポイント】
- 龍谷大学と農林水産省近畿農政局が、食や農業に関する理解と発信により地域社会への貢献をめざし、「包括的連携協力に関する協定」を3月29日(火)締結
- 連携協力事項は、教育、研究活動及び技術開発に関することや施策の推進、人材育成に関すること等
- 現段階では、食料・農業・農村の情勢等を題材とした近畿農政局の出張講座、本学のアグリDX人材育成の取り組みや研究情報の積極的な提供と発信、近畿農政局の事業への学生参画を予定
【本件の概要】
龍谷大学農学部では、開設以来、農学部の科目「農学概論」や「日本・京滋の食料と農業」で、農林水産省近畿農政局(以下、近畿農政局)の協力による講演を実施しています。
2021年度には、上記「日本・京滋の食料と農業」で、大坪正人近畿農政局長に「みどりの食料システム戦略」に関して講演いただきました。また、若い世代の食育推進と近畿の農林水産業を応援することを目的とした近畿農政局主催の「学生おべんとうコンクール2021」において、農学部生がグランプリを受賞、経営学部生がNIPPON FOOD SHIFT Fesにて「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト(※1)」の取組発表をするなど、多様な連携活動を積み重ねてきました。
このような相互交流を進めてきましたが、この度、広範囲な教育・研究面の向上及び食や農業に関する理解と発信により地域社会への貢献を目的として、包括的連携協力に関する協定を締結しました。
本学では低炭素社会を実現するデジタルマインド、スキルを持った地域のアグリDX人材育成(※2)に注力し、今般の協定締結を契機に、研究情報の積極的な提供と発信に取り組んでまいります。
1 協定書の名称
龍谷大学と農林水産省近畿農政局との包括的連携協力に関する協定書
2 協定締結式
日 時 2022(令和4)年3月29日(火) 11:00~
会 場 近畿農政局 第一会議室(1F)
(京都府京都市上京区西洞院通下長者町下る丁子風呂町)
出席者
<龍谷大学>
学長 入澤 崇(いりさわ たかし)、農学部長 大門 弘幸(だいもん ひろゆき)他
<農林水産省近畿農政局>
局長 大坪 正人(おおつぼ まさと)、次長 渡辺 裕一郎(わたなべ ゆういちろう)他
【協定の様子】
【連携協力事項】
(1)教育、研究活動及び技術開発に関すること
(2)施策の推進に関すること
(3)人材育成に関すること
(4)その他両者が必要と認めること
【当面の連携内容】
・ 農林水産省事業出張講座の実施
・ 龍大農学部のアグリDX人材育成の取り組みや研究情報の積極的提供と発信
・ 近畿農政局事業への龍谷大学生の参画 等
※1 「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」
和歌山県有田川町と本学経営学部の藤岡ゼミナールとの産学連携プロジェクト。藤岡ゼミでは「産地」と「消費地」をつなぐことを目的に、産地の協力を得ながら山椒市場の調査、山椒の用途開発、未使用資源の活用提案などを行い、ぶどう山椒の認知向上と新市場の創造、ひいては地域経済の活性化を図るため、日々活動に取り組んでいます。
https://retaction-ryukoku.com/205
※2 アグリDX人材育成
龍谷大学は「低炭素社会の実現に向けた食料システム構築のための「アグリDX」人材の育成-農学部・先端理工学部のコラボレーションによる食の循環実習の高度化-」として、文部科学省/大学改革推進等補助金「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する 高度専門人材育成事業」(事業経費133,130千円)にも採択されています。
問い合わせ先:農学部教務課(担当:篠田・蘆田)
Tel 077-599-5601 E-mail agr@ad.ryukoku.ac.jp