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2022.04.01

2021年度第6回REC BIZ-NET研究会「排水処理方法の最先端技術 ”微生物燃料電池 と 液中プラズマ”」を開催【REC滋賀】

2022年3月3日(木)13:00~15:00 REC設立30周年記念事業  2021年度第6回REC BIZ-NET研究会「排水処理方法の最先端技術 ”微生物燃料電池 と 液中プラズマ”」をライブ配信しました。
(2022年3月11日(金)~ 2022年3月24日(木)  迄オンデマンド配信)

今回のBIZ-NET研究会は、排水処理の先端技術として「微生物燃料電池」と「液中プラズマとTiO2(二酸化チタン)を併用した水処理技術」の2つの研究についての講演でした。

先端理工学部 環境生態工学課程 岸本研究室からは「微生物燃料電池」の紹介がありました。「微生物燃料電池」は、有機汚濁物質を電子供与体として、曝気をしない嫌気性の条件下で、嫌気微生物分解する過程で生じる電子を、反応器に設置した電極により回収して外部回路に取り出すシステムです。
嫌気反応を利用するため曝気動力が不要であり、かつ、「外部回路に電子を取り出す=発電するシステム」であることから、有機汚濁物質を処理しつつ新たな電力を生み出すことができる省エネルギー・創エネルギー型の排水処理装置として注目を集めています。この「微生物燃料電池」のしくみやその効果・課題を紹介されました。


岸本 直之教授


浅野 昌弘講師

同じく環境生態工学課程 浅野研究室からは、排水に含まれる超難分解性有機物の1つであるPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)等有機フッ素化合物を液中プラズマとTiO2(二酸化チタン)を担持した多孔質フィルタを併用しての分解、また当該物質の分解により生じたフッ化物イオンの回収を視野に入れた新たな水処理技術について紹介されました。

岸本先生、浅野先生には、質問等について「チャット」機能を使って講演後に質疑応答にも対応いただきました。
第6回REC BIZ-NET研究会では、47団体64名の方にお申込みをいただきました。また、参加いただいた企業から、早速技術相談もありました。
今後もRECでは、情報提供、資質向上の機会として様々なテーマでREC BIZ-NET研究会を開催いたします。