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2022.03.15

国際学部生による取材記② コロナ禍でも留学を志す学生が学内でできること 〜 ピンチをチャンスに! コロナだからと諦めないで ~

※本記事の情報はインタビューを実施した2021年12月20日時点のものです。状況は日々変わっていますので、必ず自身で最新の情報を確認するようにしてください。


コロナ禍のため渡航が困難になっており、多くの国際学部生が頭を抱えている海外留学。学内で可能な留学準備や関連プログラムなどについて、前回同様、グローバル教育推進センター事務部の職員である山口さんと益城さんにお話を伺った。
まずは、英語のネイティブスピーカーと気軽に英会話ができるプログラムを紹介していただいた。

①Karen-T(カレント)English
②Karen-T English テレ英語
③Karen-T News

これらは、英会話の実践を通じて、日常的な語彙や表現の習得を図るプログラムで、①→②→③とレベルが上がっていく。初心者は「Karen-T English」、英語に慣れてきた人や中・上級者は「Karen-T News」へと、自身の英語レベルに合わせて参加できる点、そしてオンラインでも開催されるため、気軽に参加できることも魅力である。
 マンツーマンでの濃密な英会話を希望する学生には、日本人と英語でコミュニケーションすることに慣れた外国人講師との英会話プログラム「English Lounge」もお勧めだ。

 また、コロナ禍の影響により現在は実施が見合されているが、受入交換留学生たちが、パートナーとなって英語のレッスンをしてくれる「留学生語学アドバイザー」制度もある。フリーレッスン(予約不要)と個別レッスン(要予約)を選択することができ、ヨーロッパや北米、東南アジア等の様々な国・地域から来た交換留学生たちが、優しく英語を教えてくれるものだ。気軽に英会話を楽しむことができ、友人作りにもなるので有意義であり、再開されるのが楽しみなプログラムのひとつである。

④English Lounge
 この英会話プログラムは、これまで瀬田キャンパスのグローバルコモンズでおこなわれていたものだが、2021年度以降、コロナ禍のためオンラインかつマンツーマンで実施されるようになった。授業の合間や昼休みなどを活用して気軽に英語に触れることができるため、英語でのコミュニケーションに慣れたいという学生はぜひ活用してみてほしい。


 これらのプログラム利用者には特典もある。それは「グローバルパスポート」にスタンプをもらえるというものだ。

●グローバルパスポートとは?
 龍谷大学には、グローバルコモンズの利用促進を目的に発行されている「パスポート」がある。このパスポートは入学時に全学生に配布され、スタンプを貯めることで英語の各種検定試験の受験料補助を受けることができる(在学中のみ有効)。
スタンプは、上述した①~④の英会話プログラムをはじめ、グローバルコモンズを中心に展開される各種プログラムやイベントへの参加や、Language Study Area(後述)を利用することでも貯めることができる。つまり外国語の学習をすればするほど、検定試験の受験料補助が得られる一石二鳥の制度が存在するのである。

●Language Study Area
 和顔館1階のグローバル教育推進センターに併設されており、原則として平日10時〜17時であれば龍谷大学生は自由に利用できる。それぞれのレベルやニーズに応じた外国語学習に集中できるスペースで、TOEFL・TOEIC・IELTSなど各種検定試験の教材も豊富に揃っている。教材の貸出は無料であり、施設を利用するごとに1日1個までスタンプをもらうこともできる、龍谷大学ならではの魅力的な施設である。


コロナ禍でも留学に備えてできることは多い
(Language Study Areaで外国語学習に取り組む学生)

●グローバル・キャリア・チャレンジ・プログラム(GCCP)
卒業後にグローバルに活躍したい1~2年生を対象としたプログラムである。グローバル展開に積極的な企業の業務内容や、国際機関などのグローバルな組織で求められる知識や能力について学ぶことができる。将来のキャリアビジョン形成に役立つ知識を得られるだけでなく、他の参加者とプロジェクト学習に取り組むため、問題解決能力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション力などを高めることも期待できる。本プログラムへの参加でもグローバルパスポートのスタンプを貯めることができ、ほかにもTOEICの無料受験、海外でのプログラム(インターンシップなど)に参加する場合の一部費用補助など、魅力的な特典がある。筆者もその1人だが、GCCPに参加した学生の満足度は総じて高くなっている。
https://intl.ryukoku.ac.jp/challenge/

 さらに龍谷大学には、グローバル教育推進センターのサポートを受けつつ、留学希望者を応援し、国際交流イベントを推進する学生の自発的な団体も存在する。それがグローバルサポーター、通称「グロサポ」である。

● グローバルサポーター
 「グロサポ」は国際交流の促進を目的に、オンライン交流会などを企画・運営している。GCCPについてもグロサポが運営をサポートしている。コロナ禍ではあるが、海外の留学協定校と連携した交流活動も計画されている。グロサポのホームページには「コロナでも留学・国際交流をあきらめないで」と掲げられており、留学を志す龍谷大学生にとって心強い存在である。グロサポの運営メンバーも学生から構成されているため、運営に興味のある学生は是非チャレンジしてみてほしい。
https://intl.ryukoku.ac.jp/globe_support/

(取材を終えて)
 様々なプログラムがあるものの、「英語が得意ではないけど大丈夫かな」、「うまく英語を話せるだろうか」と不安に思う学生もいるはずである。とは言え、コロナ禍であっても留学前の準備は重要であり、まずは何事もやってみることが大切である。モチベーションを高く保てるかどうかは自分次第だが、今回紹介したプログラムを通じて、他の学生や職員の方と交流することでモチベーションを高められるのではないだろうか。
 これらのプログラムは龍谷大学独自のプログラムであり、龍谷大学の魅力となっている。留学以外の国際交流に関する相談などにも快く応じてもらえるので、とにかく興味のある人は自分に何ができるのかを考え、まずは行動してみてほしい。「コロナ禍だからと簡単に諦めてしまうのではなく、むしろピンチをチャンスにしてほしい」と、今回お話を伺った山口さんと益城さんが力強く話しているのが印象的であった。


諦めずに行動する重要性を指摘するグローバル教育推進センター事務部のスタッフ
(左:山口さん、右:益城さん)

取材スタッフ
山本良弥(龍谷大学付属平安高等学校 卒)
西川実寿々(滋賀県立長浜北高等学校 卒)
矢尾菜月(光泉高等学校 卒)
妹尾遥菜(箕面自由学園高等学校 卒)
本多眞彌(滋賀県立八日市高等学校 卒)





関連リンク
グローバル教育推進センター https://intl.ryukoku.ac.jp/