Need Help?

News

ニュース

2022.04.12

ユネスコスクール支援大学間ネットワーク「ASPUnivNet」にオブザーバー加盟【高大連携推進室】

龍谷大学はこの度、ユネスコスクールの活動を支援する大学間のネットワーク「ASPUnivNet(ASP ユ二ヴネット)」への正式な参加を判断するため、ASPUnivNetへの参加申請を行い、ASPUnivNet運営委員から4月11日付けでオブザーバーとしての参加が承認されました。

「ユネスコスクール(Associated Schools Network:ASPnet)」とは、世界の諸人民の教育、科学及び文化上の関係を通じて、国際平和と人類の共通の福祉をめざす「ユネスコ憲章」に示された理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校です。
現在、世界には180か国以上の国・地域で11,000校以上のユネスコスクールがありますが、日本国内にも、1,100校以上の就学前教育・保育施設、小学校・中学校・高等学校及び教員養成系大学等がユネスコスクールとして活動しており、その加盟校数は世界全体の約一割を占め、多種多様な活動が行われています。

文部科学省は、ユネスコスクールを「持続可能な開発のための教育(ESD)」の推進拠点と位置付けるとともに、学習指導要領を通じて、初等・中等教育を問わず全ての学校教育の現場でESD教育を取り入れ、ユネスコ憲章の理念を普及させようとしています。
また、ユネスコ総会や国連総会においてもESDが「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成のための重要な鍵であることが確認されており、ユネスコスクールのさらなる教育の質の向上が期待されています。

本学がオブザーバー参加する「ASPUnivNet」は現在、全国24の国公私立大学が加盟しており、ユネスコスクールへの加盟をめざす学校への支援やユネスコスクールに加盟する学校の教育現場へ大学が持つ教学資源を提供するなどの活動を行っています。

本学は現在、2039年の創立400周年に向けて、全学の⻑期計画である「龍谷大学基本構想400」(※1)を推進していますが、その根底には「誰⼀⼈取り残さない」というSDGsの理念と共鳴した事業を展開しています。
また、創⽴380 周年を機に「仏教SDGs」(※2)を掲げ、教育、研究、社会貢献、⼤学運営の諸活動を通じて、全学を挙げた実践に取り組んでおり、2022 年2 ⽉には「⿓⾕⼤学SDGs 宣⾔」(※3)を発出し、SDGsにコミットしていく⼤学の姿勢を明確にしました。

そして、本学の「建学の精神」がめざすものは、ユネスコ憲章の前文にある「文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育」の実現を図ろうとする取り組みと合致するものであり、前述したこれまでの取り組みや活動実績を踏まえ、今般、「ASPUnivNet」へオブザーバー参加するに至りました。
なお、ASPUnivNetに正式加盟するためにはオブザーバーとしての活動が1年以上必要であるため、2022年度はユネスコスクール支援にかかる活動の成果(実質化)が問われることになります。

なお、浄土真宗本願寺派の宗門校が加盟する学園グループ「龍谷総合学園」(※4)や高大連携協定校においても、ユネスコスクール(国内審査通過のキャンディデート校含む)に認定された高等学校が7校あり、これらの宗門関係校や高大連携協定校へSDGsに特化した教育⽀援活動をおこなうなど、これからも特⾊ある高大連携教育に取り組んでいきます。

<龍谷総合学園におけるユネスコスクール加盟校>
【北海道】旭川龍谷高等学校
【岐阜県】岐阜聖徳学園高等学校
【岡山県】岡山龍谷高等学校
【兵庫県】神戸龍谷高等学校(キャンディデート校)
【広島県】崇徳高等学校(キャンディデート校)

<高大連携協定校>
【大阪府】大阪府立枚方高等学校
【奈良県】奈良育英高等学校(キャンディデート校)

※1:「龍谷大学基本構想400」に関する情報はこちら
※2:「仏教SDGs」に関する情報はこちら
※3:「⿓⾕⼤学SDGs 宣言」に関する情報はこちら
※4:「龍谷総合学園」に関する情報はこちら(浄土真宗本願寺派サイト)

 ユネスコスクールについてはこちら(ユネスコスクール公式ウェブサイト)