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2017.10.18

理工学部 物質化学科 内田欣吾教授がノーベル化学賞受賞者主催の会議で講演

 2016年のノーベル化学賞は、分子機械の研究を推進したオランダのベルナード フェリンガ教授、フランスのジャンピエール ソバージュ教授、アメリカのフレーザー シュトッダウト教授に与えられました。

 2017年11月19-22日、フェリンガ教授の地元オランダのフローニンゲン市で、この三人のノーベル賞を受賞した教授が主催する「分子機械ノーベル賞会議フローニンゲン」が開催されます。
 この会議に理工学部 物質化学科 内田欣吾教授が招待され、「光応答性ジアリールエテン結晶」の演題で講演します。

【分子機械ノーベル賞会議フローニンゲンHP】

 発表内容は、ここ数年、新聞やテレビで放送された、水を弾くハスの葉の構造を光で再生する結晶膜や、種を飛ばすホウセンカの実を模倣した中空結晶の話題です。これらは、光に応答する目に見えないくらい小さな分子が集まることで、目に見える光に応答する機能を発現するところに特徴があります。
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 今後の発展が期待される研究領域です。