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2022.04.20

新任教員の紹介(公共経済学 津川 修一 講師)【経済学部】

 
 2022年4月、経済学部に新たに着任した教員をご紹介します。

 
■経済学部 現代経済学科
 津川 修一(つがわ しゅういち)講師

<自己紹介>
 岡山県岡山市出身です。一橋大学で7年半勉学し、学士号と修士号を取得して
おります。2013年8月からフランス南西部のトゥールーズでの留学を開始し、
2018年12月に博士号(経済学)を取得しました。

 これまで、福岡と沖縄でも大学生を4年間教えたことがあります。福岡は街の
中心部から博多駅や空港が近く、沖縄は年中通して気候がいいのでどちらも観光
するのにおすすめです。特に沖縄では、自動車を運転してドライブによく出かけ
ていました。

 趣味はサッカー観戦で、地元チーム(ファジアーノ岡山)のファンクラブに入
るほど好きです。

<研究分野について>
 財政など公共政策に関する理論研究が専門分野です。例えば「平等」とか「公
平」という言葉を聞くと、どういった印象を思い浮かべるでしょうか?「弱者の
状況さえ改善されれば良い」あるいは「みんな同じであれば良い」という印象を
思い浮かべる人もいるかもしれませんが、そうなると救済を受けない、あるいは
救済するだけの立場の人はどう考えるでしょうか?

 このように「平等・公平」を「インセンティブを科学する」経済学で考慮した
上で、ベストな公共政策とは何か?という問題を考えるのが私の主な研究分野の
一つです。他に、「環境・医療に関連する財政政策の経済理論研究」や「法人税
の支払いと企業のCSR評価の関係を解明する実証研究」も私の研究分野に入って
きます。

<学生へのメッセージ>
 自分の可能性を狭めず、幅広く興味を持ってください。そして、自分を社会に
売りこむことができるよう、知識やスキルを身につけましょう。

<略歴等>
学歴・学位
Toulouse School of Economics 博士課程修了 (博士号(経済学))
  
専門分野
公共経済学・医療経済学・環境経済学・応用ミクロ経済学(理論)

主な担当科目
公共経済学・都市経済学

主な研究活動
・Two-agent interactive implementation    
Review of Economic Design (2021), Volume 25, issue 4, Pages 251-266

・λ envy-free pricing for impure public good (with Takuya Obara and Shunsuke Managi) Economic Theory Bulletin (2021), Volume 9, Pages 11-25


沖縄の植物園の夜景


トゥールーズの街並み