Need Help?

News

ニュース

2022.06.01

政策実践・探究演習(国内)亀岡・南丹プロジェクト 地域を学び、つながりを深めるフィールドワーク合宿を実施【政策学部】

いま、農業・農村は高齢化、担い手不足に苦しんでいます。地域内外の人たちが共に手を取りあって、経済だけではなく環境的にも社会的にも持続可能な農業・農村を創り出していかなければなりません。その際、農家と農家、農家と農村、生産者と消費者、慣行農業と有機農業、農村と都市、自然と人など、多様な「つながり」を創出、再生していくことで地域の主体性を高めていく必要があります。

政策学部PBL科目「政策実践・探究演習」亀岡・南丹プロジェクト(大石尚子准教授担当)は「『つながり』が生み出す持続可能な農業・農村づくり」をテーマに地域の課題解決を通した学生のパワーアップに取り組んでいます。5月14日(土)〜15日(日)、本年度4月から受講を開始した学生21人が、活動フィールドとなる地域に初めて入りました。

14日は亀岡市内を中心に視察しました。有機農家の方からは仕事に対する考え方、作物へ寄せる思いなどをお聞きし、農園の豊かさを実感しました。


また、クルベジ®を使った商品開発にチャレンジするため、地域の洋菓子店から社会課題解決と商品開発の関係を学びました。


有機給食を導入している子ども園の園長先生や移住者の方から、幼児や保護者への影響も学びました。
さらに、南丹市日吉町世木地区の農家さんと交流し、地域の温かさ、地元食材を使ったご飯の美味しさなど、いい思い出ができたようで、地域との関係がぐっと近くなりました。
15日は世木地域振興会の吉田辰男会長から地域に寄せる思いをお聞きしたあと、生畑(きはた)でサツマイモ植えを体験し、田植えを見学しました。


2日間を通し、農業や農村に縁のなかった学生が、多くの方々の思い、考え、実践に触れるとともに、それらとの関係を身近に感じることで、これから本格的に地域に入っていくモチベーションを大きく向上する機会となりました。


最後となりましたが、多忙な田植えの時期に学生を受け入れてくださった地域の皆様へ厚く御礼申し上げます。

※政策学部ではPCR検査を導入しており、フィールドワーク参加者全員がPCR検査を実施し、陰性が確認された学生のみ参加しております。