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2022.07.01

清水耕介 国際学部長がGlobal International Studies Conferenceの基調パネルに登壇されました【国際学部】

世界中の国際関係学会の連合体であるWorld International Studies Committeeによる第6回Global International Studies Conferenceがアルゼンチンのブエノス・アイレスのポンティフィカル・カトリック大学で開催され、国際学部長の清水耕介教授が三つある基調パネルの一つ ‘The International as Multiple Worlds登壇しました。登壇者は清水学部長の他、世界的に非常に著名な研究者Karin Fierke (Uni of St. Andrews), Vivienne Jabri (King’s College London), Chih-yu Shih (National Taiwan University)そして司会のPinar Bilgin (Bikent University)といった方々です。

WISCによるGlobal International Studies Conferenceは3年間隔で開催され、第6回は当初2020年に行われる予定だったものが、コロナ禍の影響で延期を重ねようやく今年実現したものです。今回は残念ながら司会のBilgin教授を除く全ての登壇者がオンライン参加という形になりましたが、パネルのサブテーマでもあるGlobal Conversation (グローバルな会話)が活発に繰り広げられました。


パネルは、国際関係学における視点の一元化の圧力にどのように抗しながら多様な視点からの世界を実現できるのか、という点を中心に議論が進みました。清水学部長は、仏教、京都学派、量子論という視点からの関係性論とそれによる主体の非本質化の可能性について報告しました。これに対して他の登壇者からさまざまな質問が寄せられ、今後もこの会話を継続していくことで更なる展開を目指すことになりました。