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2022.06.23

「植物資源学Ⅰ」にて講演会を実施~バラの軌跡をたどる ―栽培バラの歴史と遺伝資源―~

2022年6月22日(水)1講時「植物資源学Ⅰ」において、ぎふワールド・ローズガーデン理事(岐阜県立国際園芸アカデミー客員教授) 上田 善弘 様をお招きし、「バラの軌跡をたどる ―栽培バラの歴史と遺伝資源―」をテーマにご講演いただきました。
三大切り花のひとつであり、身近な花卉でもあるバラと人との関わりが、いつ頃始まり、どのように栽培・利用されてきたのかを先生の長年の調査・研究をもとに紹介されました。一般的には観賞用植物として知られる植物ですが、香料植物としても利用されるなど資源植物として大変重要であることや、バラの育種の歴史の中では、日本の食品メーカーにより不可能の代名詞であった青いバラが遺伝子組換え技術により誕生したことなど興味深い内容でした。また、バラは南半球には分布していないが、北半球には広く分布しており、先生が長年にわたり実施したバラの遺伝資源探索の中から、様々な話題を紹介されました。
学生にとっては、今回の講義で歴史や植物資源としての利用など、今までに知らなかった多くのことを学ぶことができ、アンケートには「驚いた」という言葉が多く見られました。