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2022.07.06

「植物-微生物相互作用学」にて講演会を実施~国内での細菌病害防除の実際~

2022年7月4日(月)2講時、「植物-微生物相互作用学」にて、農業・食品産業技術総合研究機構 植物防疫研究部門 基盤防除技術研究領域越境性・高リスク病害虫対策グループ 上級研究員 藤川 貴史 様をお招きし、「国内での細菌病害防除の実際」と題しご講演いただきました。
この授業では、これまで植物と微生物の相互作用の仕組みを分子レベルで紹介してきました。そのような知識がどう実際に生かされているかの具体例を紹介していただくために、日本各地の、特に細菌を原因とする農作物の病害防除に関わっておられる藤川氏にご登壇いただきました。我々の食を支える野菜・果物の供給を守るため、それらが陳列されている店頭からは決して見えない裏側の現場で、国や企業も含む農業関係者がどのような努力を積み重ねているのかをご紹介いただきました。
また、農研機構という組織の紹介や、農学部での学びをどのように専門職につなげていくか、卒業後のキャリアについてもご教示いただきました。

【教員コメント】
病害防除の実際や、仕事に関する質問も数多く出て、学生にとっても学びの多い機会となりました。
【学生コメント】
・大学卒業後に進学する事は決めていたが、その後どういう職に就こうか悩んでいた所でした。今回の講義を聞けて、植物病院をはじめ様々な研究機関がある事を知れたのでとても参考になりました。
・実際の現場で働いている研究者の方の考え方などに触れることが出来る非常に貴重な機会になりました。植物の病気との付き合い方の大変さや実際の現場ではどのような仕事があり、私たちの進路とどのような繋がりがあるか知ることが出来ました。
・農研機構の話を聞いて病気が広がるのを防ぐことや、原因を解明することなど農業を続けていくことに必要不可欠な研究をしていると知り、とても興味が湧きました。