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2022.08.08

滋賀県立高校に通う高校生を対象とした「大学連続講座」を開講【高大連携推進室】

本学と滋賀県教育委員会との「大学連続講座の受け入れ等に関する協定」(2005年度締結)に基づき、毎年夏休み期間を利用した「滋賀県立高等学校生徒を対象とする大学連続講座」を瀬田キャンパスで開講しています。

2022年度は先端理工学部から知能情報メディア課程、応用化学課程、環境生態工学課程が講座を提供。8月6日には知能情報メディア課程の奥健太講師(情報推薦システム)と応用化学課程の内田欣吾教授(有機機能材料化学)による連続講座が開かれました。

「推薦システムの仕組み~この商品を買った人は、こんな商品も買っています~」をテーマに講義した奥講師は、なぜ推薦システムが必要なのかを解説し、実際に情報技術でどのように嗜好を予測していくのか、高校で学ぶ数学とも絡めながら解説しました。

また、内田教授は、「光で動く分子機械を使って生物をまねた光で動く材料を作る」をテーマに、ハスの葉の撥水性の演示実験や動画映像を使いながら、生物に学ぶモノづくりの研究を紹介しました。

本講座には、本学と高大連携協定を締結する米原高校や甲西高校、玉川高校をはじめ、近隣の東大津高校などから、24人が受講しました。参加した高校生は「難しかったけど、もっと勉強が必要なことが分かった」「話が非常に興味深くて楽しかった」と前向きな感想を述べていました。

今後の講座予定は以下のとおりです。高大連携推進室では、滋賀県教育委員会とも連携しながら、高校生の学びの場の提供を継続していきます。

8月 7 日 「琵琶湖を支える小さな生き物:顕微鏡から覗くミクロな世界」
     講師:三木 健・環境生態工学課程教授(数理生態学)
8月20日 「バイオミメティクスを体感しよう」 
     講師:内田 欣吾・応用化学課程教授
8月21日 「安心できる水を求めて -上下水道の現状と課題」 
     講師:浅野 昌弘・環境生態工学課程講師(水処理工学)



「光で動く分子機械を使って生物をまねた光で動く材料を作る」の授業風景