Need Help?

News

ニュース

2022.08.23

「水のまち 京都・伏見」のまちづくり参画【社会学部】

7月29日(金)・8月6日(土)、社会学部のコミュニティマネジメント(CM)実習「京都伏見まちづくり」プロジェクト(※1)(担当:坂本清彦准教授)を受講する学生9名が、地域の商店街や行政関係者と協力して「水のまち京都・伏見」を楽しめるまちづくり活動を行いました。

昨年伏見地域では、内陸河川港湾の伏見港が「みなとオアシス」(※2)に登録されたことを契機に、地域の官民の関係者が同港界隈の新たな誘客・賑わいの創出、伏見ならではの歴史的景観と文化の情報発信等を進めています。

今学期、CM実習「京都伏見まちづくり」プロジェクトの受講生9名は、こうした「水のまち京都・伏見」のまちづくり活動に携わり、関係行政部局が取り組む水辺のライトアップ実験(7月29日から8月6日)の利用者アンケートの実施や、同時期に開催される商店街イベントの企画・運営に参画しました。


7月29日(金)に伏見の5つの商店街が合同で開催した「夜市」では、竜馬通り商店街での子ども向けゲームを多くの子供たちに楽しんでもらいました。また、7月29日(金)開催の「夜市」・8月6日(土)開催の「竜馬通り商店街での「七夕出店」」では、地元有志の方とともにライトアップされた夜の伏見を歩いて楽しむ「提灯あるき」や、古茶碗の販売、行政が実施した宇治川派流の遊歩道や酒蔵のライトアップ実験の利用者アンケートに携わりました。 

これらの活動は、学生自らが地元の方々とともに企画・運営に関わっており、特に学生のオリジナルのアイデアで実施した子ども向けゲームには、順番待ちの列が途切れず学生が息をつく間もないほど多くの子どもたちの参加が見受けられました。同じく運営に参加してくださった地元ボランティアの方が驚くほど、学生たちは子どもたちと上手くコミュニケーションをとり、ゲームを楽しんでもらうことができました。炎天下でのゲームの組み立てや出店ブースの準備・運営の中で、学生たちは地域の方々と繋がる充実した時間を過ごしました。

また8月6日(土)には、地域内で開催された複数のイベントを巡るスタンプラリーの実施にも携わりました。同じ日程で開催される伏見港公園での盆踊りや「みなとあかり」(和ろうそくの点灯)企画と調整し、同地域で開催された複数のイベントの連携を深め、多くの人々に伏見を広く楽しんでもらうために企画したイベントです。竜馬通り商店街、宇治川派流、伏見港公園のスタンプスポットを巡った訪問者には、賞品として「龍谷大学オリジナル紅茶「深草OTOME」」が提供されました。 会場間にかなりの距離があるために、スタンプラリーの参加者が少ないことが懸念されたものの、用意していたスタンプシートが不足し、商品全てをお渡しできるほど多くの方々に参加いただきました。



「深草OTOME」をプロデュースした本学経営学部藤岡ゼミや本学の卒業生を含むこの一連のイベントに取り組む竜馬通り商店街・京都市伏見区役所の関係者、現役の受講生で伏見のまちづくり・盛り上げに尽力できたイベントとなるとともに、本学の現役生・卒業生によるこれらの活動は「水のまち 京都・伏見」のまちづくりに関わるさまざまな立場の関係者を繋ぎ、より良いまちづくりの契機となりました。

※1 コミュニティマネジメント実習「京都伏見まちづくり」プロジェクトとは- 「伏見を日本一歩いて楽しいまちにする」を目的に活動する受入先「ぴあぴあ㈱」とともに、商店街活性化イベントや地域交流活動など、多彩なまちづくり活動に参画する実習

※2 「みなとオアシス」とは― 地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進する制度で、国土交通省港湾局長が住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設を登録するもの
(参考:国土交通省ウェブサイトこちらをクリックしてください。)