Need Help?

News

ニュース

2022.09.05

政策学部PBL科目「政策実践・探究演習」 亀岡・南丹プロジェクト 『つながり』が生み出す持続可能な農業・農村づくり  企画提案発表会を開催 < 9/10(土)13:00~15:00  保津浜TERRACEにて開催 >

【本件のポイント】

  • 亀岡市と南丹市をフィールドとして地域の課題解決に取り組む学生たちが、今年4月からの活動成果、課題を報告し、地域のステークホルダーの皆さんと意見交流、ディスカッションを実施
  • イタリア発、農山村ソーシャルイノベーションの手法「ファーマーズ・ディナー※」を学生と地域の方々が体験
  • 食べるだけで地球温暖化防止に貢献できる野菜「クルベジ®」と地場産の有機野菜を使い、地元のパティシエが調理したスウィーツの試食・品評会を実施

 

【本件の概要】
 「政策実践・探究演習」は、学生が地域の課題解決に関わりながら実践的な力を身につける 「Problem Based Learning(PBL)」科目です。今年度は4つのテーマ・地域で取り組んでおり、その一つ亀岡・南丹プロジェクトでは22人の受講生が以下の3班に分かれて、特に農業に関わる課題について活動しています。
 今回の企画提案発表会は、今年4月以降の受講生の学びの成果として課題解決に向けた提案を行い、地域の皆さんと共有し、企画実施に向けてブラッシュアップすることを目的としています。
 亀岡・商品開発班からは、試作品が提供され、参加者が試食して意見交換を行う品評会も実施します。


1.各班の活動内容
①    南丹班:南丹市日吉町世木地域の活性化のため、地元の地域振興会と昨年度から協働。今年度は土壌微生物を活用した環境保全型農法について農家と学ぶとともに、世木地域を構成する4つの区(中世木、生畑、殿田、木住)のつながりを強化するための商品企画にチャレンジ。
②    亀岡・商品開発班:持続可能な地球環境とフードシステムの実現に寄与するため、地元農家の生産するクルベジ®と有機野菜を使ったスウィーツを、パティスリーペルル(亀岡市篠町)さんと共同開発。開発費用を賄うためのクラウドファンディングにも挑戦。
③    亀岡・ファーマーズディナー班:イタリア農村の課題解決に力を発揮している「ファーマーズ・ディナー」というワークショップ手法を日本の地域にも適用し、地域課題解決につなげることをめざす。有機農業拡大をめざす亀岡市役所とも連携。

2.開催日時・場所
  日時:2022年9月10日(土)13:00〜15:00
場所:保津浜TERRACE(亀岡市保津町宮ノ前19-2)

3.当日のプログラム(予定)
・開会挨拶・趣旨説明(5分)龍谷大学政策学部 准教授 大石尚子
・参加者自己紹介(5分)
・学生による報告(30分)南丹班/亀岡・商品開発班/亀岡・ファーマーズディナー班
・休憩・場面転換(10分)
・ファーマーズ・トリート(treat/おやつ)ワークショップ(65分)
  学生+連携先 二人一組で自己紹介(10分)
  全体でパートナーの紹介(20分)
  パティスリーペルルさん試作品の試食会(15分)
  質疑応答・意見交換(20分)
・地域のステークホルダーの皆さんからのコメント(5分)

4.参加者(予定)
「亀岡・南丹プロジェクト」受講学生
「亀岡・南丹プロジェクト」連携先・ステークホルダーの皆さん



※ファーマーズ・ディナー
イタリア語のContadinner(農家の夕食会)の英語表現。イタリアで農村コミュニティや農業そのものに対する価値観の変革をめざす若者集団「Va'zapp」が取り組む「食」を介したワークショップで、交流の少ない農家同士のコミュニケーションを深め、新たな関係構築からソーシャル・イノベーションのためのアクションにつなげることを目的としている。


問い合わせ先:政策学部 准教授 大石尚子 E-Mail
 nao-ooishi@policy.ryukoku.ac.jp