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2022.09.08

「発酵醸造学Ⅱ」にて講演会を実施~酒税・酒類行政について~

2022年9月7日(水)2講時、「発酵醸造学Ⅱ」にて、大津税務署 酒類指導官付上席 木村 照奈様、税務広報広聴官 中村 絵里様をお招きし、「酒税・酒類行政について」と題し、ご講演いただきました。当該科目では、酒税と酒類行政の仕組みを知ることで、就職活動や進路選択に役立つようにと大津税務署員を講師に招き開いています。昨年度はオンラインでしたが今回は対面で実施することができました。

最初に、同署の木村 照奈上席が講演され、酒税の仕組みから酒類の公正な取引環境の整備や醸造環境の整備など、税務署が果たす役割について解説してくださいました。また、日本酒とウイスキーを中心とした酒類の輸出促進に向けた取り組み、さらに2022年4月に指定された GI「滋賀」(清酒)について紹介されました。続いて、中村 絵理広報広聴官より、税務署全般の業務についてご紹介いただきました。

講義に参加した学生からは、「ビールの税率が発泡酒よりも高く設定された経緯」や「酒造免許の審査の基準について」質問がありました。今回の講義をとおして、普段、購入し飲んでいるアルコールの税制についてより理解を深められたと考えらます。また、輸出指向にシフトしつつある酒造業界の実態について具体的な数字で紹介されていましたので、今後食品業界での就職を検討する学生にとって有用な情報をご提供いただきました。