2022.09.12
応用昆虫学研究室(樋口教授)で講演会を実施~沖縄県における環境保全型水稲栽培研究の、これまでとこれから~
2022年9月6日~8日まで、沖縄県農業研究センター石垣支所上席研究員大野豪氏が、斑点米カメムシ研究の情報交換のために応用昆虫学研究室に来られました。
せっかくの機会ですので学生向けに講演していただくことになり、樋口研究室の研究科生・4年生を中心に、他研究室の学生も含め多数の学生が参加しました。
「沖縄県における環境保全型水稲栽培研究の、これまでとこれから」と題し、前半は大学時代のアワノメイガ属の研究、沖縄県採用後に取り組んだイモゾウムシ、アリモドキゾウムシの根絶事業、ハダニなど微小昆虫の管理技術、後半は、石垣支所でこれから取り組もうとしている斑点米カメムシと紫黒米アントシアニン含量の研究について紹介がなされました。
「斑点米被害を引き起こすカメムシ種とその生態」、「斑点米についての地元水稲農家の意識」など、沢山の質問もあり、有意義な時間を過ごすことができました。石垣島の水稲栽培については、斑点米被害を引き起こすカメムシ類の研究例も少なく、今後の研究の展開が非常に楽しみです。