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2022.10.20

金子龍太郎教授が代表を務める任意団体が「緑の都市賞」の国土交通大臣賞を受賞【社会学部】

令和4年度「第42回緑の都市賞※」の受賞者が、10月14日に発表され、龍谷大学社会学部現代福祉学科教授の金子 龍太郎(かねこ りゅうたろう)先生が代表を務める「任意団体 森の風音(もりのかざおと)」が国土交通大臣賞に選ばれました。

授賞式は、11月21日(月)に明治記念館(東京都港区)において執り行われます。

金子先生が代表を務める「任意団体 森の風音(もりのかざおと)」は、「環境の保全を図る活動」「子どもの健全育成を図る活動」「保健、医療又は福祉の増進を図る活動」の3つを活動の柱とし、長年に亘り、活動を続けてきました。

主な活動としては、里山作業(植樹、密生した木の間伐、枯れ枝・落ち葉の整理、モミジ山・サクラ道など特徴のある森作り)、森のようちえん(せた♪森のようちえん)との連携、ジャパニーズ・ナチュラル・ガーデン(日本在来の草木を植え遊歩道をめぐらせた、四季折々楽しめる庭園の育成)とビオトープづくり、散策路の整備(森の散策、森内の観察の場)などが挙げられます。

今回、受賞対象となったのは「ナチュラルガーデンづくり」と「ビオトープづくり」の活動で、本活動では、2001年から滋賀県営都市公園「びわこ文化公園」での里山作業や草花・樹木の育成活動を通じ、高齢者の健康福祉を目指すとともに、子どもたちの野外活動の場を整備し環境教育を展開するために、間伐、除草、植栽等の作業が継続されてきました。
また、2012 年からは公園内の里山ゾーンにて野外保育「森のようちえん」の活動が開始される等、双方の団体の連携による取り組みにおいても継続がなされてきました。
さらには、生物多様性の保全に資する環境改善(ビオトープ)を整備し、日本在来の植物による植栽(ナチュラルガーデン)と外来種駆除が行われており、長期に渡る森林内環境整備による地域貢献に加え、豊かな生態系をもたらすビオトープづくり、日本在来の植物を植栽した魅力あるナチュラルガーデンづくり、また、「森のようちえん」を誘致し取組みを拡充している点が高く評価され、今回の受賞に至りました。

受賞決定のニュースが届いた金子先生は「活動当初から龍谷大学の支援をいただいてきました。この公園は、広さが瀬田キャンパスの2倍あって、様々な活動が展開できます。来春には、野外バーベキュー施設もオープンしますので、学生・教職員の皆様、どうぞ利用してください」と話しています。

※「緑の都市賞」とは
樹木や花、水辺などの「みどり」を用いた環境の改善、景観の向上、地域社会の活性化、青少年の育成等に取組み、環境や社会に対する貢献の実績と成果をあげている市民団体、企業、公共団体等の団体を顕彰し、快適で地球に優しい生活環境の創出を推進することを目的としており、毎年、内閣総理大臣賞(1点)、国土交通大臣賞(3点以内)、都市緑化機構会長賞(3点以内)、第一生命財団賞(1点)、奨励賞(若干)を選出し表彰を行っています。
詳細は、公益財団法人都市緑化機構HP(https://urbangreen.or.jp/grant/3hyosho/green-city)をご覧ください。


金子 龍太郎(かねこ りゅうたろう)
社会学部現代福祉学科教授


2001年のびわこ文化公園西ゾーン


現在のびわこ文化公園西ゾーン


活動の様子