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2022.11.16

「農業×福祉」の最前線で働く方へのインタビューをおこないました【社会共生実習】

 社会学部の『社会共生実習(農福連携で地域をつなぐ―「地域で誰もがいきいきと暮らせる共生社会に向けて」)』(担当教員:コミュニティマネジメント学科 准教授 坂本清彦)では、障がい者の就労機会拡大や居場所づくり、多様な地域関係者とのつながりづくりを進めている“おもや”(特定非営利活動法人縁活)を実習先とし、「農福連携」事業について学んでいます。

 11/11(金)には、“おもや”が障がいをもつ方の就労支援事業の一環として経営するカフェレストラン「オモヤキッチン」で毎週金曜日にホールスタッフとして働いている井上裕基さんにインタビューをおこないました。


井上裕基さん


 その様子を、少しご紹介します。

お名前とご出身を教えてください
 ――僕の名前は井上裕基です。出身は滋賀県の栗東市出身です。
栗東なんですね!
 ――昔アメリカに居たんですけど、、、
アメリカに居たんですね?
 ――3歳くらいまでずっとアメリカに住んでまして…で、今、滋賀県に住んでます。


どういう経緯で「オモヤキッチン」で働くことになったのですか?
 ――スタッフさんの誘いで(働くことになりました)。
趣味は何ですか?
 ――ギター練習。ギターやってます、家で。

“おもや”に来て、一番楽しかったことは?
 ――みんなとしゃべることが楽しいし、まぁ畑仕事も頑張れるし。
“おもや”に来てどれくらい経ちますか?
 ――もう7年経ってます。
じゃあ(利用者の方の中では)一番長いですか?
 ――うん。



“おもや”に来る前はどこかで働いていましたか?
 ――いや、もう“おもや”ずっと。(高校で他のところに)実習は行ったんだけど、“おもや”に決めました。
やりがいはありますか?
 ――みんな優しいし、やりがいがある。

どういう時にやりがいを感じますか?
 ――褒められたとき。
最近であればどんな(風に褒められましたか)?
 ――頑張ってるね、とか。
キッチンで?
 ――キッチンでもそう…。



主に「オモヤキッチン」で働いているんですか?
 ――金曜日だけ「オモヤキッチン」で働いてるって感じで。
他の曜日は何をされているのですか?
 ――ずっと畑(仕事)。月~木はずっと畑で。

 このほかにも時間の許す限り質問させていただきましたが、ひとつひとつの質問にしっかりした意思をもって回答してくださったことがとても印象的で、また、“おもや”のことをとてもお好きな気持ちが伝わってきました。
 今回のインタビューの様子は、社会調査スキルの訓練の一環として、受講生たちによって文字起こしされる予定です。



 インタビュー終了後は、無農薬・無肥料の野菜を作っている畑の作業をお手伝いしました。農作業は“おもや”の利用者の方との信頼関係を築くことを目的として年度当初からお手伝いしています。


農作業のお手伝いの様子


農作業のお手伝いの様子

 来週は、畑でとれた野菜を出荷する作業にも受講生たちがお邪魔して、農業と福祉と地域の多様な人々との関わりを学ぶ予定です。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。