Need Help?

News

ニュース

2022.11.17

沖縄県の高校生が龍谷大学を訪問【社会学部】


2022年11月10日(木)に沖縄県教育委員会主催「進学エンカレッジ推進事業」の一環として、沖縄県の高校生が本学深草キャンパスに来校し、学食体験・模擬講義受講・在学生との交流・キャンパス見学を行いました。

進学エンカレッジ推進事業は大学や企業を訪問して、「何のために大学に行くのか」「大学で学ぶ意義は何なのか」を考えることを通じ、今後の高校生活の糧を得ることを目指す教育取組です。
本学では社会学部の川中大輔准教授がコーディネートを務めました。

当日のプログラムは、下記の通りです。
11:30~13:00 学食体験・キャンパス見学
13:00~16:30 模擬講義・大学生との交流

模擬講義は、「多文化共生社会をデザインするー自己中心主義的なものの見方に挑むー」をテーマに成就館で行われました。
国際移住が世界的に進み、日本でも多文化化が進んでいる動向を確認した上で、どのように共生社会を実現していくのかを考えることとなりました。
具体的には学校教育現場で起こっている葛藤の一つを題材とするワークショップ「学校の掃除は誰がやるの?」に高校生が取り組み、意見を出し合う時間が設けられました。
高校生にとって身近なテーマから現在の社会課題に向き合う機会となりました。

その後、川中ゼミに所属する在学生と高校生との交流が行われ、「大学では何を学び、どのように学んでいるのか?」「進路をどのように決めたのか?」といった質問が飛び交い、在学生と高校生の笑顔が絶えない交流の時間となりました。

この日の終盤では、模擬講義で起こったことを振り返りながら、現代社会において「大学で『学ぶ』こと」の意味について「共に広く深く考える場としての大学」「問題を発見する場としての大学」「多様な人と交わる場としての大学」というキーワードでの説明が川中先生からなされました。
高校生が進学することについて考える機会となりました。

【川中大輔准教授のコメント】
ICTの発展等で学習環境が大きく変わる中、「大学で」学ぶことの現代的意義はどこにあるのか。
この問いと向き合う機会の一つになればと考えて、今回の受け入れプログラムを用意しました。
沖縄と関西の文化の違いを楽しみつつ、真摯なまなざしで場に臨む高校生から発せられる声に耳を傾ける中で、私や学生も自分の考えを学びほぐす機会となりました。
ご参加いただいた高校生や引率された先生方、添乗員の方々、沖縄から同事業推進を支えておられる方々に御礼申しあげます。

【協力いただいた在学生の紹介】
社会学部現代福祉学科 斉藤 裕規さん
社会学部現代福祉学科 武田 直也さん
社会学部現代福祉学科 水船 大輝さん
社会学部現代福祉学科 安岡 拓磨さん
社会学部現代福祉学科 吉村 宗士さん


模擬講義の様子


高校生の発表の様子


在学生との交流の様子