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2022.11.17

「実践真宗学研究科 真宗学概論A1ジッセンジャー公演【文学部】【実践真宗学研究科】

 
 2014年に本研究科の院生有志によって開始されたJissenjya Projectは、今年で8年目を迎えています。
本年も鍋島直樹先生のご依頼のもと、真宗学概論A1の講義時間にジッセンジャーの公演が行われました。本公演に参加した実践真宗学研究科の学生の声をご紹介します。

●M21M007 望月真世
 この度、鍋島直樹先生の「真宗学概論A2」において、特別講義としてジッセンジャーの公演と、活動の紹介をさせていただきました。ジッセンジャープロジェクトは、子どもを主な対象とした布教伝道になります。仏教をより分かりやすく、より親しみやすく知ってもらうための視聴覚伝道の一環として、ヒーローショーでの布教伝道を試みるものになっています。ジッセンジャーの魅力として、物語が勧善懲悪で終わるのではなく、考え方の違いや、善悪の判断がいつも正しいわけではないという「新たな視点」を持ってもらえるということがあると思います。いただいた感想の中に「新たな視点」について、「悪役もヒーローも、自分と無関係じゃない点がとても良かった」という言葉があったので、魅力を伝えることができたと思います。
 また、「良い布教方法だと思う」という感想もいただきました。ジッセンジャーに興味を持っていただけたことが、一員として嬉しく思います。


活動紹介をする、研究科2回生望月さん

●M21M005 長光智海
 この度のジッセンジャー講演会では、私にとって初めて子どもたちの前ではなく、龍谷大学の学生のみなさんの前で発表をしました。
 また、今回は主催者側ではなく、講演を見る側として参加しました。このジッセンジャーは、ただ映像を見るだけではなく、実際に登場人物が目の前に現れ、物語が進んでいきます。そこでは映像と現実がリンクし、映像を見るだけとは違った、没入感や共感性が生まれるということが実感できました。
 また、見る側に立つことで改善すべき点や、学生のみなさんのコメントを拝見して、新たな視点を持つことができ、今回の講演会を行うことができた鍋島先生をはじめ、来てくださった学生のみなさんには深く感謝いたします。
 最後に、このジッセンジャーでは、子ども会などを通して、浄土真宗の新たな「伝わる伝道」への実践の形として、これからも活動を続けていきたいと思います。


上手側がヒーロー、下手側が悪役です。


ちなみにヒーローの名前は「ビャクドー」、悪役の名前は「ジャカツ」だったりします。

 
 新型コロナウイルス感染症の影響により、ここ数年、公演を行うことのできない状況が続いていました。いまだ困難な状況ではありますが、少しずつこうした本研究科の実践活動が行えるようになってきたことを嬉しく思います。
 なお、Jissenjya Projectは、ジッセンジャーの公演依頼を常時受け付けています。
 依頼やお問い合わせはメール「jissenjya@gmail.com」までお願いいたします。


Jissenjya Projectは、森田まさのり氏により絵本化されております。講演に興味を持たれた方は、是非お手に取ってみてください。


Jissenjya Projectメンバーで記念撮影