2022.11.17
西方寺(滋賀県草津市)地域に開かれたお寺に学ぶ【社会共生実習】
「社会共生実習(お寺の可能性を引き出そう!―社会におけるお寺の役割を考える―)」(担当教員:社会学科教授 猪瀬優理、コミュニティマネジメント学科准教授 古莊匡義)では、11月12日に滋賀県草津市にある浄土宗 西方寺にて開催された「西方寺祭」に参画し、スタッフとして協働するとともに、学生独自企画として「スタンプラリー」も実施しました。
本年、開基1100年を迎える西方寺では、「ともいき活動」として檀家以外の地域の人々ともつながる様々な活動が展開されています。今回は、西方寺境内にある「ともいきガーデン」を舞台に10時~16時の時間帯で開催されました。当日は、晴天に恵まれ多くの方が訪れるイベントとなりました。
ともいきガーデンには、ストリートピアノが常設されているオープンステージがありますが、当日はステージにバンドセットなども設置され、参加者はそれぞれに演奏を披露していました。西方寺には本堂内、本堂前にもストリートピアノが設置されているため、そちらでも思いのままに訪れた人たちがピアノを演奏して楽しんでいました。
ともいきガーデンには、唐揚げ、焼き芋、クレープ、サンドイッチ、ポテト、カレー、おにぎりなどのキッチンカーが集まり、参加者の皆さんは音楽を聴きながら食事を楽しんでいました。
浄土宗仏教青年会の皆さんとともに、本実習の受講生は西方寺内にあるキャンプ場に設置された「わたあめ」の屋台も担当。長蛇の列をなす子どもたちに懸命に「わたあめ」を作りました。
境内5か所を回る学生企画のスタンプラリーも盛況でした。予定では14時開始だったところ、待ちきれない子どもたちの熱意に負けて10時から開始。午後からも予定通り実施して、数多くの子どもたちに西方寺境内を満喫してもらいました。ともいきガーデンに設置されているピアノ、ヤギやペット墓、本堂内と本堂前のピアノと、子どもさんたちに西方寺の見どころを見つけてもらうスタンプラリーを多くの子どもたちに楽しんでいただき、受講生たちも子どもたちとの交流を持つことができました。

スタンプ設置場所に集まる子どもたち
15時頃からは、コロナの影響で開催できていなかった地蔵まつり名物のこども抽選会が開催され、受講生たちも警備スタッフとして参加しました。
早朝から会場設置のスタッフとして参加していた受講生たち。広い境内で開催されるオープンな祭りに参加する多くの子どもたちや地域住民との触れ合いの中から、お寺という場が持つ可能性を改めて実感する時間となったようです。
当日は、主催者側のお寺の皆さんも大忙しでしたが、今後は、このようなイベントを実施する意義や効果について、自分たちの経験も踏まえながらさらに知見を深め、お寺の可能性について考察をするべく、お寺の方へのインタビューを予定しています。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。