2022.11.30
学生団体NiCHiBle(ニチブル)が龍谷大学キャンパス内に規格外野菜を活用したメニューのキッチンカーを出店<初回出店日時:12月6日(火)11時30分~無くなり次第終了>
【本件のポイント】
- 本学の学生グループ7名が、キャンパス内にキッチンカーを出店
- キャンパス近郊の生産者と連携し、規格外野菜を使ったメニューを通じ食品ロス等について問題提起
- 本学の学生ベンチャー育成事業の一環「創業支援ブース※」に入居し事業アイデアを検討
【本件の概要】
龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターでは、コワーキングスペースとして「創業支援ブース」を設けて本学学生や卒業生の起業を支援する等、社会起業家の育成に力を入れています。
この度「創業支援ブース」に入居している学生が、キャンパス内にキッチンカーを出店し、キャンパス近郊の生産者から提供された規格外野菜を使ったメニューを販売いたします。
日本では食品ロスが年間約600万トン以上あるとされていますが、規格外野菜は野菜の総生産量約1,200万トンのうち30%~40%、400~500万トンに上る一方で、政府の統計として食品ロスには含まれていません。
この課題に関心を持った学生グループNiCHiBle(ニチブル)は、近郊の農家の方へのインタビューを重ねるとともに、本学卒業生の飲食業経営者や生産者の方々から様々な情報提供やアドバイスを受けました。その結果、自分たちで規格外野菜を少しでも救い減らす事が出来ないか、『食の面白さ・奥深さ』を自分たちなりに伝えたい、という結論に至りました。
初回出店として12月6日(火)11時30分から深草キャンパスにキッチンカーを出店し販売する予定です。本学構内で学生がキッチンカーで調理して販売するのは初めての事例であり、学生たちは試行錯誤しながら行政へのルールの確認等を経て、大学の正式な許可を得ました。
学生が卒業生や生産者の方々の協力を得て料理を提供することで、規格外野菜に関する問題の認知度向上を目指します。
NiCHiBle(ニチブル)・代表:辻優力さん(経営学部3年)
世界規模の異常気象をも巻き起こす食品ロス問題に関して、完全に解決する術は無いと思っています。まずは、身近な課題・身近な人の意識を変えていく、結果的にそれが巡り巡ってあらゆる環境や人に良い影響を与える事が出来ると信じています。
規格外となり廃棄されてしまうお野菜を私たちが生まれ変わらせることによって、「食生活が偏りがちな一人暮らし大学生の野菜不足解消・社会問題を見つめ直すきっかけ作り」などの実現に繋がっていると確信しています。
※)創業支援ブース:https://rec.seta.ryukoku.ac.jp/venture/consultation/index.html
問い合わせ:
龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター(龍谷エクステンションセンター内)
E-Mail:ysbrc@ad.ryukoku.ac.jp Tel:075-645-2098