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2022.12.08

2022年度 第2回知的財産セミナー開催【知的財産センター事務部】

龍谷大学知的財産センターでは、学内における知的財産活動の啓発に努めており、その一環として、学生・教職員を対象とした知的財産セミナーを開催しています。

2020年度・2021年度はコロナ禍でのオンライン開催となっておりましたが、
2022年度の第2回目については、第1回目の深草キャンパスに続き、3年ぶりの瀬田キャンパスでの対面開催となりました。
参加者より毎年のご好評を受け、今回も弁理士法人ととせ・ももとせ国際商標事務所 所長の齊藤弁理士に「これって著作権侵害?学ぼう著作権」をテーマにご講演いただきました。



講演会においては、知的財産や著作権に関する基礎知識から、普段身の回りにおける知財ニュース、大学生も気を付けないといけないSNS投稿などまで、
普段自分たちの中で何気なく行っていることが著作権の侵害に係る可能性について、わかりやすく解説いただきました。
また、本講演会においては、先端理工学部の「知的財産概論」の授業時間の1コマをお借りして開催しており、今回は著作権のほかに弁理士の仕事や知財に関するキャリアに関してもご紹介いただきました。


セミナー終了後のアンケートでは
「身近な著作権の例として、鳥獣戯画騒動について触れていました。 1つの法律(今回の議題で言えば著作権)だけがルールを縛るものと思っていましたが、施設の所有権・特例条件等の色々な抜け道(ルール)が存在することに驚きました。 法学(法律)に関して、丸暗記しなければいけない物だと解釈していましたが、講義でも扱っているように実例を踏まえて色々な視点で見たら面白いなと感じたので、今後知的財産について、より学びたいと思える授業でした。」
「知的財産の中の特許権についてすごい興味がわきました。何がアウトで犯罪になるかなど身近なことを知れて少し怖いなと思い、今後は気を付けて利用していこうと思いました。」
「歌ってみたやアレンジ楽曲などに興味を持っていたのでその点に関する知識を得ることができました。」
「身近な著作権に関する話が自分の生活と照らし合わせながら聞くことが出来たので、とても面白いと感じた。」
といった感想が届きました。



「知的財産」と聞くと、難しいイメージをもたれる方が多いですが、
知っているか知らないかで大きな権利侵害を行い、さらには訴訟問題まで発展してしまうこともあります。
身の回りから社会全体で多くの知的財産であふれる世の中において、
私たちは権利を上手く活用するだけでなく、自身を守る術を理解しておくことが大切であると思います。
そのため、今後も、知的財産センターでは、知的財産活動の啓発に取り組んでいきます。

2023年度にも年2回知的財産セミナーの開催を予定しております。
ぜひ、この機会に気軽にご参加ください。