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2023.02.03

経営学部特別講義「我が社の経営と京都」において、京都エレベータ株式会社 代表取締役 田中陽一 氏にご講義いただきました。

 特別講義「我が社の経営と京都」の第3回には、京都エレベータ株式会社 代表取締役 田中陽一 氏をお招きして、ご講演いただきました。田中氏は、エレベーター業界の構造を踏まえて同社の事業展開について語ってくださいました。
 京都エレベータは1983年12月に設立されました。エレベーター業界は、大手4社が市場で圧倒的なシェアを有しており、メンテナンスでもメーカー系の会社が9割以上を占めています。そのような中で、同社は独立系のエレベータ会社として事業を発展させてきました。
 田中氏は自社の事業についてSWOT分析を通じて説明されました。ストックビジネスとして強みを有しているが、価格競争の脅威にさらされていることなどを話されました。そして、2028年を目標とする「10年ビジョン」の達成に向けて、保守技術を学ぶ学校、メイドイン京都のエレベーターなどの事業に取り組んでいる様子が紹介されました。
 
 以下に、受講生の感想を紹介します。
  ストックビジネスでは安定した売り上げが期待できるという強みがあるがその反面、価格競争が起こると弱みになってしまうということが分かった。そこでメンテナンス以外の事業を始めエレベーターメーカーとしての挑戦を続けていっているということに興味を持った。
 エレベーターを専門に習得できる学校の設立を目指し、会社の技術レベルを向上させるだけでなく業界自体の底上げに取り組んでいくという姿勢が印象的だった。
 エレベーター業界に対して無知であったが、今回の講演を通して新たな学びを得ることができた。質疑応答の際のエレベーターに乗れるロボットへの開発の話にとても興味が沸いた。