2022.12.15
【社会福祉学科】ふれあい大学20周年記念発表会(2022年12月7日)
オープンカレッジふれあい大学課程(ふれあい大学)は、知的障がいのある人達への学習支援・交流支援を通して、支え合い、分かち合って生きる「共生の実践力」を身につけることを目標として取り組まれ、今年20周年を迎えます。
1年間の取り組みの集大成として、12月7日(水)に成就館で音楽と演劇の発表会を「HEART」というテーマで開催しました。20年間のふれあい大学の取り組みについての報告(担当教員:中村美智代先生)ののち、2022年度のふれあい大学の取り組みの様子が紹介(ティーチングアシスタントの張白璐さん)されました。
続いて、音楽療法クラス(担当教員:市原幸子先生)では、「ひとりじゃない~My Best Friends~チームMT2022」というテーマで ①なかよくなりたい②うきうき・わくわく③たのしい、の場面を設定して発表しました。観客が暖かい手拍子や笑い声等で応援してくたことで出演者は心温まり、いつしか緊張もほぐれ楽しんでいました。発表後の音楽クラスの学生らは、一年間の努力を続けて順調に発表することができたので、感動の涙を流しました。
次に、演劇療法(担当教員:平山久美先生)では、「のうみ荘―Brain Emotional Adventure―」というテーマで、①怒り②嫌気③恐れ④悲しみ⑤楽しみのそれぞれの場面から、出演者それぞれが人間の感情を表現しました。その演劇の途中に20周年特別シンポジウム「多様性についてかんがえる」があり、加藤博史名誉教授が金子みすゞの「みんながちがって、みんないい」の詩を引用して多様性について語り、最後はみんなで喜びを表現して踊り、楽しい発表会となりました。