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2022.12.26

定住外国人の方々への年末生活緊急支援活動に参加しました【社会共生実習】

 社会学部『社会共生実習(多文化共生のコミュニティ・デザイン~定住外国人にとって住みやすい日本になるには?~)』(担当教員:現代福祉学科 准教授 川中大輔)では、受講生それぞれの関心や問題意識に沿ってチームに分かれ、コミュニティパートナーとなる受入先団体で活動しています。

 受入先のひとつであるNPO法人東九条地域活性化センターは、年齢や民族や価値観や心身の状態などのいろいろな「ちがい」を自然に表現できる場所として、コミュニティカフェ「ほっこり」を開設されています。
 また、東九条地域活性化センターは京都府在住の定住外国人の方々を対象とする「年末生活緊急支援活動」にも取り組んでおられます。日当制の仕事など不安定な雇用環境におかれることの多い定住外国人の方々は、年末年始に収入が減って生活が厳しくなりやすい課題があります。そこで食料品や生活用品を配ることを通じて、生活を少しでも支えようとされています。

 12月24日に行われた「年末生活緊急支援活動」には、「ほっこり」で活動している受講生の勝田元基さん(現代福祉学科・3年生)と陸如藍さん(コミュニティマネジメント学科・3年生)が朝一から参加し、洛南教会の方々や立命館大学の学生の方と一緒に袋詰めなどの作業にあたりました。配付する物品は事前申込み情報から世帯人数・構成や年齢などにもとづいてカスタマイズされており、できるだけ個別性を勘案する工夫が見られました。受講生のふたりはモノを介して暮らしへのイマジネーションを広げていた様子でした。


「年末生活緊急支援活動」をお手伝いする学生


世帯人数・構成や年齢などに配慮された配布リスト

 支援物資を送り出した後は小林栄一さん(NPO法人東九条地域活性化センター・代表理事)と今後の活動について話し合い、「ほっこり」のメニューをつくり直すことも決まりました。小林さんからは中国からの留学生である陸さんに「中華料理の新メニューを提案してみるのはどうかな?」といった投げかけもありました。今後の「ほっこり」の展開が楽しみです。


小林さんとの話し合いの様子


「ほっこり」メニュー表

 今後、勝田さんは同センターが展開する「子どもクラブ」に通う子どもについて、陸さんは活動を支えるスタッフについて、それぞれお話を伺ったりしながら、「ほっこり」に集う人々にとって、その場がどのような意味を持つことになっているのかを探り、社会発信していく予定です。


陸さん(左)、小林さん(中央)、勝田さん(右)

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。