2023.01.11
「共生のキャンパスづくり」シンポジウムを実施【障がい学生支援室】
「あっ、いいね! 笑顔から始まる大学づくり」をテーマに12月27日に「共生のキャンパスづくりシンポジウム」を対面およびオンラインによるハイブリッドにて開催しました。当日は、本学学生、教職員、学外者、約100名の参加があり、盛況のうちに終了しました。
今回のシンポジウムは、「共プロ(共生のキャンパスづくりプロジェクト)学生実行委員」(事務局:障がい学生支援室)が何度も話し合いを重ね創り上げてきました。シンポジウムの第1部では、留学生や障がい学生支援室の利用学生の経験談や調査結果を基に、これまで多くの人が気付かなかった「大学における社会的障壁」の紹介や、社会的紐帯がほどけていく地域社会の中で育った大学生が直面している様々な「危機」について報告がありました。第2部では、第1部の報告を受け、アクセシビリティの観点も踏まえながら、誰もが平等に、そして楽しく参加できる大学環境づくりについて、「写真でつながるプロジェクト」に取組んだ経験や、自分のことを伝えることの難しさ、でも伝えなければ理解し合えることもないことなど、それぞれの経験や思いを出し合いました。大学環境の改善として、留学生の宗教に配慮した食事「ハラールフード」の表示や提供、「コモンズ」の充実など具体的な提案もありました。
参加者アンケートでは、「学生目線のストレートな話が聞けて楽しかったです」「学生同士が話せる場の大切さを改めて教えていただきました」「大学内にこんなにたくさんの悩みがあることに驚きました」等、たくさんの感想が寄せられました。
「共プロ(共生のキャンパスづくりプロジェクト)学生実行委員」は、今回のシンポジウムで確認した課題解決に向け、引き続き取り組んでいきます。
【共生のキャンパスづくりシンポジウム開催内容】
<第1部>
学生報告 ①:神原 雄大(経済学部3年生)
「 コロナ禍の留学生の生活課題と解決策・日本人学生との比較を通して」
学生報告 ②:中川 美桜子(文学部1年生)
「伝えるのって難しい、でも伝えなければ」
学生報告 ③:渡邉 仁(経営学部2年生)
「多様な学生がつながり遊べるプロジェクト、フォトプロ」
学生報告 ④:高橋 宏太(法学部4年生)
「繋がりを生み出すために ~コモンズを活用した大学づくり~」
<第2部>
ディスカッション
テーマ:全ての学生があらゆる機会に『参加』できる大学づくり
~アクセシビリティの保障の観点から~
登壇者:第1部の報告学生
オブザーバー:龍谷大学学長 入澤 崇、障がい学生支援室長 阪口 春彦
ファシリテーター:障がい学生支援室コーディネーター 瀧本美子
【展示コーナー参加団体】
龍谷大学宗教部、ボランティア・NPO活動センター、図書館、管理課
共プロ学生実行委員会