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2023.01.11

キャンパスを特色化、機能・学びを充実させる 『キャンパスブランド構想』を推進 “つどい、つながり、つむぐ”七条大宮のランドマーク「黎明館」龍谷大学大宮キャンパスに誕生 龍谷大学と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に実施

 龍谷大学(学長:入澤崇、所在地:京都市伏見区、以下本学)は、構想400実現に向けた「龍谷大学キャンパスブランド構想」を推進するため、大宮キャンパスの施設設備の再整備を行います。

 本学は2023年4月に心理学部を新設し、2025年4月には同学部1期生が大宮キャンパスで学び始めます。従来、文学部(3・4回生)のみであった大宮キャンパスは、心理学部(3・4回生)が加わることを機に、学び舎としての一層の充実を図ることになりました。一方、1876年創立の付属平安中高は、2026年に記念すべき創立150周年を迎えます。それに合わせて、大宮キャンパスの施設設備を再整備することになりました。

 今回、大学と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に行なうにあたり、重要な意義を担うのは、2025年4月に竣工予定の新校舎「黎明館(れいめいかん)」です。「黎明」とは夜明けのことであり、ものごとの始まりを意味します。七条大宮の北西、七条通沿いに建設する同校舎には、大学施設として教室や研究室、臨床心理相談室(大人と子どものこころのクリニック)などを、中高施設として図書室や自習スペース、食堂を含むコミュニケーションスペースなどをそれぞれ配置。このように同一校舎を大学と中高とでシェアしながら、ともに学ぶ空間としてデザインすることは、全国的にもきわめて稀であり、大きな特長と言えます。従前の「高大連携」を超えた、学校法人龍谷大学だからこその「中高大連携」のはじまりの場となる「黎明館」。ここから新たな可能性を探究し、実践する場をつくり、ウェルビーイングな未来社会をつむぎだすことのできる人材を育成していくことをめざします。


2025年4月竣工予定の黎明館


黎明館につどう人々をつむぐ「共創の樹」

 「黎明館(れいめいかん)」の七条通に面したエントランス付近(校舎北東部分)には、学生や生徒だけでなく地域住民や観光客など一般の方々もつどうことのできるオープンテラスカフェを設置し、地域社会とのつながりの場を生み出します。

 こうした「黎明館」の意義を象徴的に表現すべく、球体が宙に浮かんだ姿が唯一無二の風景を生み出す新たな構造体「共創の樹(きょうそうのき)(仮称)」を造型します。

 「共創の樹」を中心に多様な人々がつどい、つながりながら、新たな価値創造によってともによりよい未来をつくり、新たな歴史をつむぎ、伝えていくランドマークへと育てていきます。

 現在、京都駅西部エリアでは、地域の方や商店街、施設、寺社、大学、企業、行政等のおおよそ20団体で構成される「京都駅西部エリアまちづくり協議会」が立ち上がり、「多彩な地域資源をつなげ、京都の新しい賑わいを創出するまち」の実現を目指し、協働してさまざまな取組を推進しています。同協議会に参画している学校法人龍谷大学としても、“京都えきにし”エリアにおける教育・研究の拠点としての中心的役割を担いつつ、「黎明館」を舞台とした人々の交流とまちのにぎわいを新たに創出することで、地域社会の発展にも貢献していきます。

※1  ⿓⾕⼤学基本構想400 https://www.ryukoku.ac.jp/400plan/