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2023.01.23

【こども教育学科】不二製油株式会社と連携し、プラントベース素材の 新製品や販売戦略を提案<農学部・短期大学部>

短期大学部 野口聡子教授と学生が取り組むプロジェクトについて紹介します。

2022年12月14日(水)、農学部×不二製油株式会社「プラントベース素材の魅力開発プロジェクト」最終報告会が開催されました。

本プロジェクトは、農学部・農学研究科の有志に加え、今年度から短期大学部の学生が参画しました。約70名(15チーム)がプラントベース素材の魅力を引き出すアイデアを出し、製品開発に取り組む活動でした。2022年5月から約半年間かけて準備し、今回、環境に配慮した食事やプラントベースの機能性に着目した日用品など、学生ならではの自由なアイデアをポスターセッション形式で発表しました。

審査は、不二製油株式会社から、事業部門管掌(開発)開発企画推進室 室長 長谷川 芳則氏、植月 拓真氏、開発統括部門市場ソリューション第一開発部 外尾 竜太氏、開発統括部門市場ソリューション第二開発部 田附 裕子氏の3名と、龍谷大学からは入澤崇学長をはじめ5名が参加し、独創性や表現力、実用性、問題発見などの観点で行い、優秀チームを表彰しました。

学生たちは、学外実習(保育実習Ⅰ(施設)、保育実習Ⅱor保育実習Ⅲ、教育実習(秋期))の合間を縫って、9月の中間発表後、プラントベース素材を活用したアイデアを形にし、朝食をしっかり摂るために活用しやすい「ふりかけ」4種類を作成しました。好みのものを選び、ご飯にふりかけて試食しました。また、大豆を深草キャンパス内で栽培し、素材の魅力を園児にどのように伝えるか、生育の様子を絵画に描き、生育過程を学ぶ魅力を発表しました。さらに、みその作り方を紹介したリーフレットを作成し、乾燥大豆とともに配布しました。また育てた大豆を乾燥させ、発表前日に大豆の煮物にして試食しました。
不二製油株式会社のみなさま、学長、他学部の教員から、短期大学部学生のアイデア、学外実習の合間を縫って時間を作り、活動したことに対するお褒めの言葉をいただきました。
プラスチックゴミ削減を目指した食べられる器の開発などのアイデアも印象的でした。学生たちの熱のこもったプレゼンテーションに、審査員と来場者も興味津々でした。

表彰の後は、本プロジェクトにご尽力いただきました、不二製油株式会社 植月氏、外尾氏、田附氏と、本学学長に講評をいただきました。
不二製油の方からは「課題の設定や、それを解決するためのプロセスが素晴らしい。日々の業務のヒントをたくさんいただいた。いただいたアイデアは持ち帰って実現させたい。」とのコメントを、入澤学長からは、「素晴らしい。仲間と試行錯誤しながらやってきた達成感が輝きとなって目に表れている。本学が推し進めている学生主体の学びを実現している。」と、取り組んだ学生をたたえるコメントをもらい学生たちも喜び合っていました。学生たちのアイデアが新しい商品につながるかもしれません。
本プロジェクトに参加した学生たちは、頭の中で巡っていたアイデアを「かたち」にする難しさ、それを自分たちの言葉で提案するわくわく感や楽しさを感じていました。アイデアに対し、時には厳しいコメントがあったかもしれませんが商品開発の現場の声を聞かせていただくことで、自身の学びがどのように社会とつながっていくか、自身の将来を考えるきっかけになる企画に取り組みました。
「なにかに挑戦したい!」、「新しいことに取り組んでみたい!」という思いを持っている学生の芽を育てていく農学部の取り組みに参画した企画でした。参画するにあたり、思っていた以上に大変だったこともあったと思います。しかし、少しでも学生たちの学びが、来年度以降の就職園での取り組み、3年次編入後の学びに繋がればと思います。

<短期大学部テーマ紹介>


こどもだいすきふりかけチーム画像


◆こどもだいすきふりかけチームテーマ:子どもと楽しくクッキングテーマ


案山子チーム画像

◆案山子チームテーマ:大豆づくりをアートに

◆最終報告会のスライド資料

◆手作りみそレシピ