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2023.01.23

先端理工学部 植村准教授との共同研究が株式会社NICHIJO様の社内報に掲載

 除雪車・重量物運搬車・機関車など特殊車両を開発製造される株式会社NICHIJO(以下NICHIJO)様とロボットの自律移動技術を研究されている先端理工学部 電子情報通信課程 准教授の植村渉先生は、港湾や製鋼所などで使用される重量物運搬車の自律移動技術の共同研究をされています。
 たとえば、港湾施設における大型コンテナなどを搬送する運搬車両の操縦者の高齢化・労働環境という社会問題と物流停滞による経済問題があり、共同研究成果が実装されれば、この二つの問題が解決できます。
 一般的な乗用車やバスの自動運転は社会実装されつつありますが、このテーマは、100t以上の重量物を運ぶ超大型車両の自動運転技術の開発です。車両が大きいということは、少しの角度ズレでも、先頭と最後尾の距離ズレが発生します。また、100t以上の重量物の搭載有無で、タイヤも変形するのでそれらを補正する技術も必要で、一般的な乗用車やバスの自律移動技術以上の精度が要求されます。

 本共同研究を通じて、特許の共同出願・登録という研究成果とともに、NICHIJO様から技術者の方に受託研究員として来校頂いており、この様子がNICHIJO様の社内報で紹介されました。さらに、植村研究室で自律移動技術を研究する学生がNICHIJO様に採用内定を頂いています。

●株式会社NCHIJO様 <webサイトはこちら>
※北海道札幌市に本社がある川崎重工グループの企業。高速道路・空港・鉄道のロータリー除雪車のシェア7割を有する特殊車両メーカ。

●電子情報通信課程 植村渉 准教授の教員紹介はこちら