2023.02.16
政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト第8フィールドワーク【政策学部】
2023年2月7日〜8日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(担当:石倉 研講師)の第8フィールドワークに学部生13名、院生2名が参加しました。
■2月7日
今年度の塔下新池班は、洲本市五色町鮎原塔下(あいはらとうげ)のフェノロジーカレンダー「五色町鮎原塔下マップ」を作成しました。農作業や祭事、池の管理など、1年間のスケジュールを可視化し、地域の特色がわかるようにまとめたものです。
今回のフィールドワークでは、まず鮎原塔下の農地で、玉ねぎ苗の植え付けを手伝いました。塔下新池の水利組織「田主(たず)」の方に植え方を教えてもらい、手作業での農業体験でした。次に、塔下公会堂に移動し、塔下地区の方々と意見交換を行いました。今年度の活動内容を報告し、完成したフェノロジーカレンダーを見ながら、地域の魅力や資源について改めて確認しました。今回作成したものを今後も更新しながら、来年度以降の活動に役立てていきます。
■2月8日
翌日は、千草竹原にて、洲本市地域おこし協力隊員小林氏が進める古民家改修を手伝いました。午後からは、ゼロイチ班の実施するスタディツアーに合流し、1年生と一緒に古民家改修作業や水路補修を手伝いました。
洲本プロジェクトスタディツアーには1年生7名が参加しました。深草キャンパスから貸切バスで千草竹原へ、エピスパの弁当を食べたあと、集落の取り組みであるあわじ花山水、小水力発電、古民家改修について話を聞きました。塔下新池班が作成したフェノロジーカレンダー「五色町鮎原塔下マップ」を1年生にも配り、プロジェクト履修生から話を聞きました。
1年生と履修生は3班にわかれて、古民家の壁面ペンキ塗り、小水力発電の水路掃除、水路補修作業にかかりました。小林氏と一緒に刷毛を使ってペンキを塗っていきます。あいにくこの日は風が強く、汚れ防止のために貼ったビニールが飛ばされないよう、丁寧に作業を進めました。
龍谷大学は千草竹原の小水力発電導入に関わり、これまで設置工事や維持管理を手伝ってきました。今回は、水路に積もった落ち葉や泥をかき出す、崩れた水路を補修する作業です。くわやシャベルを使って水路を掃除する、セメントを練って流し込む、作業すること数時間。たくさん汗をかいた肉体労働でしたが、ときおり吹く風が心地よかったり、皆で笑い合ったりと充実したツアーになりました。