Need Help?

News

ニュース

2023.02.16

3月11日(土)、西本願寺において「新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の追悼会」を開催【社会的孤立回復支援研究センター】

命について考える一日 ※参加受付中

2022年4月に発足した「社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)」は、コロナ禍に伴う環境の急激な変化のなか、より顕著になった社会問題である「社会的孤立」を研究対象とし、その回復支援に寄与することを目標かかげています。
2023年3月11日(土)、「社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)」は、「新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の追悼会」を西本願寺で開催します。


追悼法要 会場:西本願寺 阿弥陀堂

追悼法要 会場:西本願寺 阿弥陀堂

■開催趣旨:
新型コロナウイルス感染症によって、遺族は大切な人との別れが十分にできませんでした。一方で、医療・福祉従事者は面会制限や感染予防の中での医療や介護に不全感を感じている人も少なくありません。
「Withコロナ」が盛んに叫ばれ、5月に感染症5類への移行が決定した今だからこそ、社会の中でその死を悼む儀式が必要であると考え、WHOのパンデミック宣言が行われた3月11日に合わせ、西本願寺にて追悼会を開催いたします。

遺族、医療・福祉従事者が集い、互いに語り合い、わかちあうことで、それぞれが胸に抱える空白を埋める一つの機会となればと願っています。日本では東日本大震災で多くの尊い命が失われた日でもあります。この日に追悼会を開催し、命について考えることは意義深いことであると考えております。

■お申し込み方法:下記応募フォームURLよりお申し込みください。
https://forms.gle/kzw6pLcQ4zxkuyYh8
※ URL からのお申し込みが難しい場合は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

<実施内容 ※参加無料・WEBより事前申込制>
■第1部・追悼法要
時間:11:00〜12:10(受付開始10:30)
会場:西本願寺 阿弥陀堂(京都市下京区堀川通花屋町下る)
定員/対象:300名/どなたでもご参拝ください

■第2部・わかちあいの会
時間:13:30〜15:30(受付開始13:00)
会場:聞法会館 3階多目的ホール(京都市下京区堀川通花屋町上る)
定員/対象:100名/下記の方限定
・新型コロナウイルス感染症で大切な方を亡くされた方
・新型コロナ専門病棟等に携われた医療従事者
・高齢者施設等で新型コロナウイルスに感染した方の介護にあたられた福祉従事者

<お問い合わせ>
社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)
[TEL] 075-645-2154 [E-mail] sirc@ad.ryukoku.ac.jp


3/11「新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の追悼会」チラシ

3/11「新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の追悼会」チラシ

【関連情報】コロナ禍で急増する「あいまいな喪失」とは。ニュース・レターを発行
学校行事の中止、認知症、死別…日常の「失う」との向き合い方

このたび「社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)」は、ニュース・レターを発行しました。

コロナ禍で、私たちはそれまでの日常を失いました。従来当たり前に行われていた慣習や生活・ビジネス環境が一変し、デジタル化の加速など良い面もあれば、いつまでも収束せぬ不安や孤独、閉塞感など、さまざまな負の側面ももたらしています。

それまで当たり前にあった日常が大きく変わってしまう、しかし何を失ったのかがはっきりしない、そんな状況に「あいまいな喪失」と名前を付けてみます。喪失そのものが不明瞭で、混沌とした、いつ終わるとも分からない状況に名前をつけることで、対処方法を見出すことにつながるかもしれません。

そうアドバイスをするのは、「あいまいな喪失」の提唱者のポーリン・ボス博士です。

ニュース・レターでは、コロナ禍でより身近な存在となった「あいまいな喪失」の考えと対処のガイドラインに関して、黒川 雅代子教授(本学短期大学部・社会的孤立回復支援研究センター長)が解説しました。ぜひ下記URLよりご覧ください。
https://www.ryukoku.ac.jp/news/detail/en12125/newsletter.pdf