2023.02.24
「龍谷大学 矯正・保護総合センター研究年報第12号」の刊行について
この度、当センターでは、「龍谷大学 矯正・保護総合センター研究年報 第12号」(発行所:株式会社現代人文社:定価3,300円+税)を刊行しました。
本年度におきましても多くの本センター関係者の協力により、日本の刑事法学ならびに犯罪学に関する研究論文を掲載することができました。内容は以下のとおりです。
興味・関心のある方や購入ご希望の方は、お近くの書店でご注文またはお買い求めください。
<内容>
特集「動く薬物政策2022―薬物政策革命前夜のタイを訪問して」
・企画趣旨
石塚伸一
・タイの薬物政策改革
2022年5月大麻解禁前夜のタイから
吉田 緑
・タイ王国における大麻取締りの1世紀
禁止法時代から法化への歴史、背景、政策の枠組み
バンゴン・テプティエン、プラパプン・チュチャロエン、セオ・アー・ホン、
オラワン・クアンスリ、大渕拓真、チット・スー・ティン(翻訳:石塚伸一)
・2022年タイ薬物法典と薬物政策の転換
丸山泰弘
・バン・ラムン・ホスピタル(Bang Lamung Hospital)を訪問して
タイと日本における医療大麻
吉田 緑
・タイ国立病院におけるカナビス伝統医療
舟越美夏
・タイにおける大麻禁止政策の転換の社会・経済的影響
加藤武士
・共同研究の中間的総括
石塚伸一
個別研究
・刑法の一部改正に伴う「作業」の変質 「刑務作業」から「更生作業」への再構築
中島学
・地方再犯防止推進計画策定の偏在性
荻野太司、掛川直之
・国際自己申告非行調査(ISRD)の日独間比較から見えてくるもの
大谷彬矩